
この治験の目的は、血液透析を受けている亜鉛が不足している患者に対して、ジンタス錠という薬の低用量と通常用量を使って、その効果と安全性を調べることです。この研究の結果をもとに、将来的にさらに詳しい研究を行うための基礎的な情報を得ることを目指しています。
男性・女性
18歳以上
上限なし
治験についての説明をわかりやすくお伝えしますね。 ### 研究の目的 この治験は、慢性腎臓病の患者さんを対象に、特に「低亜鉛血症」という状態を改善するための治療法を調べるものです。慢性腎臓病の患者さんは、血液透析を受けている方々で、亜鉛の値が低いことが問題になっています。 ### 研究の進め方 この治験は「介入研究」と呼ばれ、特定の治療を行い、その効果を評価します。現在の段階は「フェーズ4」と言い、すでに承認された治療法の効果や安全性をさらに確認するための研究です。 ### どのように評価するのか 治験の結果を評価するために、いくつかの方法があります。 1. **血清亜鉛値の測定**: 治療を始めてから12週間後に、血液中の亜鉛の量を測ります。 2. **亜鉛値が80μg/dL以上になるまでの時間**: 治療を始めてから、亜鉛の値が80μg/dL以上になるまでの期間を調べます。 3. **亜鉛値の変化**: 治療開始からの亜鉛の値の変化を、いくつかの時点で測定します。 4. **銅値の変化**: 同様に、血液中の銅の値も測定します。 5. **亜鉛値が80μg/dL以上になった患者の割合**: どれくらいの患者さんが亜鉛の値を改善できたかを調べます。 6. **症状の変化**: 患者さんにアンケートを行い、治療による症状の変化を確認します。 7. **副作用の発生**: 治療中にどのような副作用があったかを調べます。 8. **石灰化や炎症の指標**: 体内の石灰化や炎症に関する数値の変化も評価します。 9. **貧血や血糖、脂質の指標**: 貧血や血糖、脂質に関する数値の変化も調べます。 10. **栄養状態の指標**: 患者さんの栄養状態についても評価します。 ### まとめ この治験は、慢性腎臓病の患者さんが亜鉛の値を改善するための治療法を調べるもので、さまざまな健康指標を通じてその効果や安全性を確認します。治療がどのように患者さんの健康に影響を与えるかを理解するための重要な研究です。
介入研究
割付治療12週時における血清亜鉛値
アウトカム2:割付治療開始後、初めて血清亜鉛値が80μg/dL以上に到達するまでの期間
アウトカム3:血清亜鉛値各評価時(割付治療開始0,4,12,16,24週時点)における血清亜鉛値の推移
アウトカム4:血清銅値各評価時(割付治療開始0,4,12,16,24週時点)における血清銅値の推移
アウトカム5:血清亜鉛値各評価時における血清亜鉛値(80μg/dL以上)を達成した患者の割合
アウトカム6:臨床症状の変化(アンケート調査)
アウトカム7:有害事象及び疾病等の発生頻度
アウトカム8:石灰化関連因子 (血清石灰化傾向(T50)の変化量)
アウトカム9:炎症・石灰化関連因子 (カルプロテクチンの変化量)
アウトカム10:炎症関連因子(高感度CRPの変化量)
アウトカム11:貧血関連因子(Hb、フェリチン、TSATの変化量およびESA、HIF-PH阻害薬、鉄剤の使用量の変化)
アウトカム12:血糖関連因子(GAの変化量および血糖関連薬剤の使用量の変化)
アウトカム13:脂質代謝関連因子(TC、LDL-C、HDL-C、TG)の変化量および脂質代謝治療薬の使用量の変化)
アウトカム14:栄養指標(NRI-JH、GNRI)の変化
フェーズ4: 市販薬の再調査
ヒスチジン亜鉛水和物製剤
ジンタス®錠 25 mg/50 mg
大阪公立大学医学部附属病院
大阪府大阪市阿倍野区旭町1-5-7
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