アダプティブ脳深部刺激療法術後パーキンソン病患者における局所フィールド電位の測定
臨床研究
目的
脳深部刺激療法(deep brain stimulation: DBS)は進行期パーキンソン病(Parkinson’s disease: PD)に対する有効な治療方法の1つである。しかし、therapeutic windowが狭い症例では、DBS術後でもwearing offやdyskinesiaが問題となる場合がある。パーキンソン病患者において、視床下核(subthalamic nucleus: STN)に留置された電極から局所フィールド電位を記録したところ、大脳基底核ニューロンのoscillationがβ band activityの増加(β oscillation)を示することが示された。aDBS術後のパーキンソン病患者に対して薬剤及び刺激の有無に応じてLFPがどのように変化するかを測定することでaDBSの有効性を評価する。
参加条件
性別
男性・女性
年齢
下限なし上限なし
選択基準
①同意取得時において年齢が50歳以上80歳以下
②パーキンソン病に罹患している者
③脳深部刺激療法(DBS)を受けている者(術後3週以上を経過し、症状の安定した患者)
④本研究への参加にあたり十分な説明を受けた後、十分な理解の上、研究対象者本人の自由意思による文書同意が得られた方
除外基準
①パーキンソン病以外の重度の疾患に罹患している患者
②その他、研究責任者が研究対象者として不適当と判断した方