オキサリプラチン末梢静脈路投与による血管痛を軽減する温罨法の開発
目的
オキサリプラチン(以下、L-OHP)の末梢静脈路投与で出現した血管痛に対し、予防的に新規開発したホットパックカバーを用いた温罨法を実施し、安全性および血管痛の予防効果を評価する。
お問い合わせ情報
静岡県立静岡がんセンター
ke.imai@scchr.jp
055-989-5222
治験内容の理解には医学的な知識が必要です。
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参加条件
男性・女性
選択基準
①L-OHPを末梢静脈路より投与した際に血管痛が出現し既存法で温罨法を実施後、次にL-OHPを投与するがん患者②PS(ECOG)0-1③評価に影響を与えうる認知症や精神疾患がない④L-OHP投与時に血管痛が出現し、既存法を実施後のNRS評価と温罨法ケアの評価を思い出し法により得られる⑤本人から文書による同意が得られている
除外基準
1)既存法実施時のL-OHPの投与量と新規法実施時のL-OHPの投与量が異なる2)L-OHP溶解液内にステロイドを混注している3)として血管炎が存在する4)著しく末梢静脈路確保が困難である5)その他、研究者が本試験への登録が不適切であると判断する
治験内容
介入研究
温罨法の有効性
1)新規開発した温罨法カバーを使用した時のL-OHP投与による血管痛のNumerical Rating Scale(以下NRS) 評価2)新規開発した温罨法カバーの使用感についてのQuality of Life(以下QOL)評価3)温罨法開始時のL-OHP投与回数4)穿刺側5)穿刺部位6)使用した穿刺針のゲージ数(22ゲージまたは24ゲージのいずれか)7)末梢性感覚ニューロパチーの評価(CTCAE v5.0)8)アクアゲルの追加の有無9)点滴刺入部上方の皮膚表面温度10)低温熱傷の有無(皮膚の発赤・水疱、疼痛)11)接触性皮膚炎の有無(紅斑・浸潤・丘疹・小水疱 以上の反応)12)既存法を実施時の血管痛出現時・血管痛の最悪時・L-OHP投与終了時のNRS評価、血管痛出現時間、穿 刺側と穿刺部位、使用した穿刺針のゲージ数、末梢性感覚ニューロパチーの評価(CTCAE v5.0)
利用する医薬品等
販売名
組織情報
静岡県立静岡がんセンター
静岡県駿東郡長泉町下長窪1007番地
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