この治験は、L-OHPの投与によって起こる血管痛を予防するために、新しいホットパックカバーを使用した温罨法の安全性と効果を評価するものです。
この治験に参加できる人は、年齢や性別に制限はありません。ただし、以下の条件を満たす必要があります。 ①がんの治療にL-OHPという薬を使っていて、血管痛が出たことがある人 ②身体の状態が比較的良好で、日常生活に支障がない人 ③認知症や精神疾患がない人 ④血管痛が出た時に既存の治療法で改善されたことがある人 ⑤自分で参加することに同意している人 一方、以下の条件に当てはまる人は参加できません。 1)治療法が異なる場合や、薬の投与量が異なる場合 2)ステロイドを混ぜた薬を使っている場合 3)血管炎という合併症がある場合 4)血管に針を刺すことが難しい場合 5)その他、研究者が不適切と判断した場合
この治験は、大腸癌、小腸癌、胃癌の治療について研究するものです。研究のタイプは介入研究で、温罨法という治療法の有効性を評価します。また、新しい温罨法カバーを使用した時の血管痛の評価や、使用感についてのQOL評価など、様々な評価方法があります。治験に参加する患者さんは、穿刺針のゲージ数や末梢性感覚ニューロパチーの評価など、詳しい情報を提供していただくことになります。
介入研究
温罨法の有効性
1)新規開発した温罨法カバーを使用した時のL-OHP投与による血管痛のNumerical Rating Scale(以下NRS)
評価
2)新規開発した温罨法カバーの使用感についてのQuality of Life(以下QOL)評価
3)温罨法開始時のL-OHP投与回数
4)穿刺側
5)穿刺部位
6)使用した穿刺針のゲージ数(22ゲージまたは24ゲージのいずれか)
7)末梢性感覚ニューロパチーの評価(CTCAE v5.0)
8)アクアゲルの追加の有無
9)点滴刺入部上方の皮膚表面温度
10)低温熱傷の有無(皮膚の発赤・水疱、疼痛)
11)接触性皮膚炎の有無(紅斑・浸潤・丘疹・小水疱 以上の反応)
12)既存法を実施時の血管痛出現時・血管痛の最悪時・L-OHP投与終了時のNRS評価、血管痛出現時間、穿
刺側と穿刺部位、使用した穿刺針のゲージ数、末梢性感覚ニューロパチーの評価(CTCAE v5.0)
情報なし:
利用する薬品情報はありません
静岡県立静岡がんセンター
静岡県駿東郡長泉町下長窪1007番地
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