2型糖尿病患者に持続血糖測定器を装着することで血糖推移が改善することが示された研究があります。しかし、その背景については論文がないため、質問紙や生活記録、インタビューを用いた研究で行動変容とその背景を明らかにすることを目的としています。
この治験に参加できる人は、18歳以上で男性でも女性でもOKです。ただし、2型糖尿病で通院して治療を受けている人で、糖尿病の初期の教育を受けて理解できる人、そして研究内容を理解し、同意が得られた人が対象です。また、HbA1cが7-9%未満の人が条件を満たしています。一方、血糖測定を行っている人やインスリンや注射製剤を使用している人、糖尿病の合併症が重度の人、デバイスを適正に操作できない人、認知機能が低下している人、他の埋め込み式医療機器を使用している人、そして医師が参加が不適切と判断した人は、参加できません。
この治験は、糖尿病の患者さんを対象に行われます。治験のタイプは「介入研究」と呼ばれ、患者さんに特定の治療法を行い、その効果を調べるものです。主要な評価方法は、糖尿病患者さんが自分で行うセルフケアの尺度であるSDSCAです。また、食事や運動、睡眠などの質問票やグルコースデータなども評価対象となります。治験の期間中、患者さんのHbA1c値や治療薬の変化も調べます。治験の目的は、糖尿病の治療法についてより良い理解を得ることです。
介入研究
糖尿病患者セルフケア行動尺度SDSCA(The Summary of Diabetes Self-Care Activities Measure)
簡易型自記式食事歴法質問票BDHQ(brief-type self-administered diet history questionnaire)
国際標準化身体活動質問票IPAQ(International Physical Activity Questionnaire)
非運動性熱産生スコアNEAT(Non-Exercise-Activity Thermogenesis)score
ピッツバーグ睡眠質問票PSQI(Pittsburgh Sleep Quality Index)
糖尿病治療満足度質問表DTSQ(Diabetes Treatment Satisfaction Questionnaire)
行動変容ステージ
生活記録表
FreeStyleリブレ®により得られたグルコースデータ
リブレ装着終了後の半構造化インタビューでの質的データ
介入開始時と比較した介入4週後、介入12週後、介入24週後のHbA1c値、糖尿病治療薬の変化
情報なし:
利用する薬品情報はありません
名古屋大学大学院医学系研究科
愛知県名古屋市昭和区鶴舞町65
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