この治験の目的は、中等症から重症の乾癬患者に対して、16週後の薬剤の有効性を調べ、適切な投与量を設定することです。
男性・女性
18歳以上
上限なし
この治験は、局面型乾癬という皮膚病を対象に行われます。治験のフェーズは2で、16週間の期間中に被験者の症状の改善を評価します。主要な評価方法は、乾癬の面積及び重症度指標(PASI)75を達成した被験者の割合です。PASIは、乾癬の重症度と治療効果を評価するために使用される評価基準で、全身を4部位に分割して評価します。また、16週におけるPASIの総スコアのベースラインからの変化量や、医師による全般的評価(IGA)スコアなども評価します。治験薬による副作用も調べます。治験に参加する被験者は、治験薬を投与され、16週間の期間中に症状の改善を評価されます。
介入研究
・16週に乾癬の面積及び重症度指標 (PASI)75を達成した被験者の割合:16週:16 週にPASI 75(PASI のべースラインから75%以上改善)を達成した被験者の割合 を報告する。PASI は,乾癬皮疹の重症度及び治療効果を評価しグレード化するために使用される評価基準である。PASI では,全身を4 部位(頭部,体幹,上肢及び下肢)に分割する。各部位の,紅斑,浸潤・肥厚及び鱗屑それぞれについて評価し,0~4 に評点するとともに,病変の広がりを0~6 に評点する。PASI は,0 から72 までの数値スコアで示される。スコアが高いほど,重度の疾患であることを示している。
・16 週におけるPASI の総スコアのベースラインからの変化量:ベースラインから16週目まで:16 週におけるPASI の総スコアのベースラインからの変化量を報告する。
・16 週にPASI 90を達成した被験者の割合:16週:16 週にPASI 90(PASI のべースラインから90%以上改善)を達成した被験者の割合を報告する。
・ 16 週にPASI 100を達成した被験者の割合:16週:16 週にPASI 100(PASI のべースラインから100%以上改善)を達成した被験者の割合を報告する。
・16 週に医師による全般的評価(IGA) スコア「なし(0)」又は「軽微(1)」を達成した被験者の割合:16週:16 週にIGA スコア「なし(0)」又は「軽微(1)」を達成した被験者の割合を報告する。IGA では,所定の時点での医師による乾癬の評価を記録する。皮疹全体の浸潤・肥厚,紅斑及び鱗屑をグレード化する。被験者の乾癬は,なし(0),軽微(1),軽度(2),中等度(3)又は高度(4)で評点する。
・16 週にIGA スコア「なし(0)」を達成した被験者の割合:16週:16 週にIGA スコア「なし(0)」を達成した被験者の割合を報告する。体表面積は皮膚疾患の重症度に通常用いられる測定項目である。評価対象の疾患(局面型乾癬)に罹患している身体の表面積の割合と定義される
・ 16 週における体表面積(BSA) のベースラインからの変化量:ベースラインから16週目まで:16 週におけるBSA のベースラインからの変化量を報告する。
・16 週における乾癬症状・徴候日誌(PSSD)症状スコアのベースラインからの変化量:ベースラインから16週目まで:16 週におけるPSSD症状スコアのベースラインからの変化量を報告する。PSSD には治療のベネフィットを評価するために過去7日間の乾癬症状及び徴候の重症度を測定するようデザインされた患者報告アウトカム(PRO) 質問票が含まれる。PSSD は自己記入式のPRO尺度であり,0~10 の数値評価スケールを用いて症状(かゆみ,疼痛,刺痛,灼熱感,皮膚のツッパリ感)及び患者が観測可能な徴候(皮膚の乾燥,ひび割れ,鱗屑,脱落又は剥離,発赤,及び出血)を網羅する11 項目が含まれる。乾癬症状スコアと乾癬徴候スコアの2 つのサブスコアがそれぞれ0~100 の範囲で得られる。スコアが高いほど,重度の疾患であることを示している。
・16 週におけるPSSD 徴候スコアのベースラインからの変化量:ベースラインから16週目まで:16 週におけるPSSD 徴候スコアのベースラインからの変化量を報告する。
・ベースラインの症状スコアが1 以上であった被験者のうちで16 週にPSSD 症状スコア=0 を達成した被験者の割合:16週:ベースラインの症状スコアが1 以上であった被験者のうちで16 週にPSSD 症状スコア=0 を達成した被験者の割合を報告する。
・ベースラインの徴候スコアが1 以上であった被験者のうちで16 週にPSSD 徴候スコア=0 を達成した被験者の割合:16週:ベースラインの徴候スコアが1 以上であった被験者のうちで16 週にPSSD 徴候スコア=0 を達成した被験者の割合を報告する。
・ベースラインの皮膚疾患特異的QOL 尺度(DLQI) が1 を超えていた被験者のうちで16 週にDLQI 0 又は1 を達成した被験者の割合:16週:DLQI は,被験者の健康関連の生活の質(HRQOL)に対する疾患の影響を評価するために設計された皮膚疾患特異的HRQOL 評価基準である。10 項目の質問から成り,過去1週間の全般的なHRQOL 評価に加え,生活の質に影響を与える可能性がある6 側面(症状・感情,日常活動,レジャー,仕事・学校,人間関係及び治療)の評価に用いることができる。総スコアは0~30 であり,スコアが高いほどHRQOL への影響が大きいことが示される。
・16 週におけるPatient-Reported Outcomes Measurement Information System-29
(PROMIS-29)のドメインスコアのベースラインからの変化量:ベースラインから16週目まで:16 週におけるPROMIS-29のドメインスコアのベースラインからの変化量を報告する。PROMIS-29 は,29 項目の一般的HRQOL 調査であり,7 つのPROMIS ドメイン(うつ病,不安,身体機能,痛みによる生活への支障,疲労,睡眠障害,社会的役割及び活動への参加能力)を4 つの質問によりそれぞれ評価する。これらの質問は5 点リカート尺度で評点される。痛みの強さに関する0(痛みなし)から10(想像できる最悪の痛み)までの数値で評価スケールもある。生のドメインスコアを平均50及び標準偏差10の標準化Tスコアに変換する。不安、抑うつ、疲労、睡眠障害、及び疼痛による障害のスコアが高いほど、症状が重度であることを示す。身体機能及び社会参加に関するより高いスコアは、より良好な健康転帰を示す。
・16 週に各PROMIS-29 ドメインでベースラインから5 ポイント以上の改善を達成した被験者の割合:16週:16 週に各PROMIS-29 ドメインでベースラインから5 ポイント以上の改善を達成した被験者の割合を報告する。
・有害事象(AEs)が発現した被験者数:24週まで:有害事象(AE)とは、治験薬を投与された被験者に生じたあらゆる好ましくない医療上の事象であり、必ずしも当該治験薬との明確な因果関係がある事象のみを示すものではない。
・重篤な有害事象(SAE)が発現した被験者数:24週まで:SAEは、以下の転帰のいずれかに至る、又はその他の理由で重要とみなされる有害事象である:死亡;初回入院又は入院期間の延長; 死亡につながるおそれのある症例(死の危険にさらされている);永続的又は顕著な障害/機能不能;先天異常・先天性欠損をきたすもの;医薬品(治験薬を含む)を介する感染因子伝播の疑いがあるもの又は医学的に重要なもの。
フェーズ2: 少数の軽度な患者さんが対象
JNJ-77242113、プラセボ
なし、なし
ヤンセンファーマ株式会社
東京都千代田区西神田3-5-2
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