この治験は、日本人の中等症から重症の潰瘍性大腸炎またはクローン病を持つ患者を対象に、ベドリズマブ静注製剤の効果を調べるものである。具体的には、ベドリズマブを4週間ごとに投与することで症状の改善が見られるかどうかを調べる。
男性・女性
18歳以上
80歳以下
この治験は、潰瘍性大腸炎やクローン病という病気を対象にしています。治験のフェーズは3で、治験の主要な目的は、患者さんの症状を改善することです。治験の評価期間は12週間から52週間で、患者さんの症状を評価するために、MayoスコアやCDAIスコアという指標を使用します。これらのスコアが高いほど、症状が悪いことを示します。治験の目的は、患者さんの症状を改善し、ステロイドを使用しなくても寛解を維持できるようにすることです。
介入研究
1 .UCコホートにおける改変Mayoスコアに基づき、12週目に改善を認めた被験者の割合
評価期間:12週
改善とは、ベースライン(0週目)と比べて改変Mayoスコアが2ポイント以上及び25%以上減少し、かつ血便サブスコアが1ポイント以上減少する又は血便サブスコアが1以下であると定義する。MayoスコアはUCの活動性を評価する指標で、改変Mayoスコアは次の3つのサブカテゴリ(排便回数、血便、Mayo内視鏡サブスコア[粘膜所見])に分かれており、それぞれ0~3のスコアが付けられる。スコアが高ければ高いほど症状が悪いことを示す。これらのスコアの和(スコアの範囲:0~9)も高ければ高いほど症状が悪いことを示す。
2. CDコホートにおける12週目に改善を認めた被験者の割合
評価期間:12週
改善とは、ベースライン(0週目)と比べてCDAIスコアが70ポイント以上減少すると定義する。CDAIでCDの臨床上の兆候や症状、つまり軟便または下痢の回数、腹痛の程度、主観的な一般状態、合併症状の有無、止瀉薬の使用、身体検査や臨床検査を評価する。CDAIのスコアの範囲は0~600で、スコアが高ければ高いほど症状が悪いことを示す。
1. UCコホートにおける改変Mayoスコアに基づき、12週目に寛解を認めた被験者の割合
評価期間:12週
寛解とは、改変Mayoスコアが2以下かつすべてのサブスコアが1以下であると定義する。MayoスコアはUCの活動性を評価する指標で、改変Mayoスコアは次の3つのサブカテゴリ(排便回数、血便、Mayo内視鏡サブスコア[粘膜所見])に分かれており、それぞれ0~3のスコアが付けられる。スコアが高ければ高いほど症状が悪いことを示す。これらのスコアの和(スコアの範囲:0~9)も高ければ高いほど症状が悪いことを示す。
2. UCコホートにおける12週目に粘膜治癒を認めた被験者の割合
評価期間:12週
粘膜治癒とは、ベースライン時にMayo内視鏡サブスコアが2以上であった被験者において同サブスコアが1以下となると定義する。MayoスコアはUCの活動性を評価する指標である。
3. UCコホートにおける部分Mayoスコアに基づき、ステロイドフリー寛解を認めた被験者の割合
評価期間:52週
ステロイドフリー寛解とは、ベースライン時(0週目)に経口ステロイドを使用していたが52週目に使用を中止し、部分Mayoスコアに基づき寛解の状態であると定義する。寛解とは、部分Mayoスコアが2以下かつすべてのサブスコアが1以下であると定義する。 Mayoスコアは潰瘍性大腸炎の活動性を評価する指標で、部分Mayoスコアは次の3つのサブカテゴリ(排便回数、血便、医師による総合評価)に分かれており、それぞれ0~3のスコアが付けられる。スコアが高ければ高いほど症状が悪いことを示す。これらのスコアの和(スコアの範囲:0~9)も高ければ高いほど症状が悪いことを示す。
4. CDコホートにおける12週目に寛解を認めた被験者の割合
評価期間:12週
寛解とは、CDAIスコアが150以下であると定義する。CDAIでCDの臨床上の兆候や症状、つまり軟便または下痢の回数、腹痛の程度、主観的な一般状態、合併症状の有無、止瀉薬の使用、身体検査や臨床検査を評価する。CDAIのスコアの範囲は0~600で、スコアが高ければ高いほど症状が悪いことを示す。
5. CDコホートにおける12週目に著明改善を認めた被験者の割合
評価期間:12週
著明改善とは、ベースライン(0週目)と比べてCDAIスコアが100ポイント以上減少すると定義する。CDAIでCDの臨床上の兆候や症状、つまり軟便または下痢の回数、腹痛の程度、主観的な一般状態、合併症状の有無、止瀉薬の使用、身体検査や臨床検査を評価する。CDAIのスコアの範囲は0~600で、スコアが高ければ高いほど症状が悪いことを示す。
6. CDコホートにおけるステロイドフリー寛解を認めた被験者の割合
評価期間:52週
ステロイドフリー寛解とは、ベースライン時(0週目)に経口ステロイドを使用していたが52週目に使用を中止し、寛解の状態であると定義する。
フェーズ3: 多くの実際の患者さんが対象
ベドリズマブ
エンタイビオ点滴静注用
武田薬品工業株式会社
大阪府大阪市中央区道修町四丁目1番1号
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