進行又は転移性非小細胞肺癌患者を対象にプラチナ製剤ベースの化学療法の併用又は非併用下でDatopotamab Deruxtecan(Dato-DXd)とデュルバルマブの併用療法を検討する多施設共同非盲検2パート第Ib相試験

目的

既治療又は未治療の進行又は転移性NSCLC患者を対象に、プラチナ製剤4サイクルの併用又は非併用下でデュルバルマブと併用したときのDato-DXdの安全性及び忍容性を評価すること

基本情報

募集ステータス
募集中

対象疾患

進行又は転移性非小細胞肺癌


治験フェーズ

フェーズ1

参加条件

性別

男性・女性


年齢

20歳 以上上限なし


選択基準

・ICFの署名日に日本では20歳以上、米国では18歳以上の男女(その他の国では同意に関する当該国の規制要件35を遵守すること)。

・病理診断により確認されている進行又は転移性非小細胞肺癌で、診断時にEGFR及びALKの遺伝子変化に関する検査結果が陰性であることが文書で確認され、ROS1、NTRK、BRAF、RET、METまたはその他のドライバー遺伝子など、承認済みの治療薬のある既知の遺伝子変化(actionable遺伝子変異)が確認されていないこと。

・進行又は転移性非小細胞肺癌に対する直近の治療中又は治療後に画像評価で疾患進行が認められている。

・以下に示す進行又は転移性非小細胞肺癌の前治療に関する要件を満たす。

 ‐用量漸増パート(全コホート):進行又は転移性疾患に対して2ライン以下の抗がん治療を受けた。

 ‐用量展開パート(4.0mg/kgまたは6.0mg/kgのDato-DXdと1120mgのDurvalumab Q3Wを併用するコホート):PD‑1/PD‑L1、PD-L2、CTLA-4などのICIによる治療を受けていない。ただし、転移性非小細胞肺癌に対する全身性化学療法による治療歴の有無は問わない。

 ‐用量展開パート(4.0mg/kgまたは6.0mg/kgのDato-DXdと1120mgのデュルバルマブおよびAUC5のカルボプラチンまたはシスプラチン75mg/m^2 Q3Wを4サイクル併用するコホート):ICIによる治療経験がなく、進行又は転移性NSCLCに対して全身性抗がん療法による治療を受けていない。

・腫瘍生検を受ける意思があり、生検が実施可能である。選択基準にPD-L1タンパク質発現に関する要件はない。

・初回診断時の保存腫瘍組織が利用可能である場合、TROP2発現量又はその他のバイオマーカーの測定用として、初期診断時の保存腫瘍組織検体の提出を必須とする。

・ベースライン時点(Cycle 1 Day 1前7日以内)で、十分な骨髄機能及び臓器機能が維持されている。


除外基準

・前治療での免疫療法中に、グレード3 以上の免疫関連有害事象が発現した。

・治験薬の初回投与前30日以内に生ワクチンの接種を受けた。

・活動性若しくは過去に記録された自己免疫疾患があるか、又は疑いがある。

・Cycle 1 Day 1前14日以内にコルチコステロイド(10 mg/日を超えるプレドニゾン又は同等品)又はその他の免疫抑制剤の全身投与が必要な疾患を有する。

・同種臓器の移植歴がある。

・Dato-DXd又はデュルバルマブ、コホート3~6に登録された被験者の場合はこれに加えてカルボプラチン又はシスプラチンの有効成分又は添加物(ポリソルベート80を含むがこれに限定されない)に対して重度の過敏症反応の既往歴がある。

・コントロール不良又は重大な心血管疾患を有する

・無治療で臨床症状を伴う、あるいはコルチコステロイドや抗けいれん薬などの治療を必要とする脊髄圧迫又は臨床的に活動性がある中枢神経系転移を有する。

・ステロイドによる治療を要する(非感染性の)ILD/肺臓炎の既往歴を有する、ILD/肺臓炎を合併している、又はスクリーニング時の画像検査でILD/肺臓炎の疑いを否定できない。

・呼吸器疾患の合併による臨床的に重度の肺障害を有する。

・非小細胞肺癌以外の悪性疾患の既往を有する。ただし、過去3年以上再発を認めない、a)適切に切除された非黒色腫皮膚癌、b)治癒後の上皮内癌、又はc)治癒後のその他の固形癌を除く。

・過去の抗がん治療による毒性が回復していない(NCI-CTCAE第5.0版に基づく評価でグレード1以下又はベースラインのレベルに回復していないと定義、ただし、脱毛症は除く)。

治験内容

研究のタイプ

企業治験介入研究


主要結果評価方法

DLTが認められた被験者数、治験期間中のTEAE及びその他の安全性評価パラメータ [ Time Frame: DLTs: Baseline up to Cycle 1 (Days 1 to 21); TEAEs: Baseline up to 90 days after last dose, up to approximately 30 months post-dose ]


第二結果評価方法

1. 奏効率 (用量漸増、用量展開)

[実施時期:ベースラインから最良総合効果(確定したCR又は確定したPR)まで(治験薬投与開始後約30ヵ月間)]

2. 奏効期間 (用量漸増、用量展開)

[実施時期:奏効(確定したCR又は確定したPR)が最初に確認された日からPDが初めて確認された日、又は死亡日(いずれか早い日)まで(治験薬投与開始後約30ヵ月間)]

3.病勢コントロール率 (用量漸増、用量展開)

[実施時期:ベースラインから奏功(確定したCR、確定したPR又はSD)まで(治験薬投与開始後約30ヵ月間)]

4.臨床的有効率 (用量漸増、用量展開)

[実施時期:ベースラインから奏功(確定したCR、確定したPR又は少なくとも180日間のSD)まで(治験薬投与開始後約30ヵ月間)]

5. 無増悪生存期間 (用量漸増、用量展開)

[実施時期:ベースラインからPDが初めて確認された日、又は死亡日(いずれか早い日)まで(治験薬投与開始後約30ヵ月間)]

6.効果発現までの期間 (用量漸増、用量展開)

[実施時期:ベースラインから奏功(確定したCR又は確定したPR)まで(治験薬投与開始後約30ヵ月間)]

7.測定可能病変の径和の最大変化率(用量漸増、用量展開)

[実施時期:ベースラインから治験薬投与開始後約30ヵ月間]

8.全生存期間 (用量漸増、用量展開)

[実施時期:ベースラインから死亡日(死因を問わない)まで(治験薬投与開始後約30ヵ月間)]

9.Dato-DXd、総抗TROP2抗体、及びMAAA 1181の薬物動態の最高血漿中濃度(Cmax) (用量漸増、用量展開)

[実施時期:Cycle 1とCycle 3のDay 1:治験薬投与前、治験薬投与30分後、3時間後、5時間後、7時間後。Cycle 1とCycle 3のDay 2、Day 4、Day 8、Day 15:治験薬投与後。Cycle 2、Cycle 4、Cycle 8のDay1:治験薬投与前と治験薬投与後(各Cycle:21日間)]

10.Dato-DXd、総抗TROP2抗体、及びMAAA 1181の薬物動態の最高血漿中濃度到達時間(Tmax) (用量漸増、用量展開)

[実施時期:Cycle 1ととCycle 3のDay 1:治験薬投与前、治験薬投与30分後、3時間後、5時間後、7時間後。Cycle 1とCycle 3のDay 2、Day 4、Day 8、Day 15:治験薬投与後。Cycle 2、Cycle 4、Cycle 8のDay1:治験薬投与前と治験薬投与後(各Cycle:21日間)]

11.Dato-DXd、総抗TROP2抗体、及びMAAA 1181の薬物動態の血漿中濃度- 時間曲 (AUC) (用量漸増、用量展開)

[実施時期:Cycle 1ととCycle 3のDay 1:治験薬投与前、治験薬投与30分後、3時間後、5時間後、7時間後。Cycle 1とCycle 3のDay 2、Day 4、Day 8、Day 15:治験薬投与後。Cycle 2、Cycle 4、Cycle 8のDay1:治験薬投与前と治験薬投与後(各Cycle:21日間)]

定量可能な最終時点までの血漿中濃度-時間曲線下面積(AUClast) と投与間隔ごとの血漿中濃度-時間曲線下面積(AUClast)も評価する。

12. ADA陽性率(ベースライン時及び治験治療下で発現したADAを含む) [ 時間枠: Dato-DXd: Cycle1のDay 1とDay 8、Cycle 2のDay 1、デュルバルマブ Cycle1のDay1、Cycle 2のDay1(各Cycle:21日間)]。Dato-DXd及びデュルバルマブの免疫原性を評価する。

13. ADA発現率 [ 時間枠 Dato-DXd: Dato-DXd: Cycle1のDay 1とDay 8、Cycle 2のDay 1、デュルバルマブ Cycle1のDay1、Cycle 2のDay1(各Cycle:21日間)]。Dato-DXd及びデュルバルマブの免疫原性を評価する。

利用する医薬品等

一般名称

DS-1062a


販売名

なし

組織情報

実施責任組織

第一三共株式会社


住所

東京都品川区広町1-2-58