転移性食道癌患者を対象に一次治療としてのペムブロリズマブ(MK-3475)+レンバチニブ (E7080/MK-7902)+化学療法の有効性及び安全性を標準治療と比較する無作為化第Ⅲ相試験
同じ対象疾患の治験
(7件)- ・PD-1/PD-L1阻害剤による治療歴のない進行食道癌患者を対象にMK-3475(ペムブロリズマブ)を含む複数の併用療法を評価する非盲検アンブレラプラットフォーム第Ⅰ/Ⅱ相試験(KEYMAKER-U06):サブ試験06A
- ・NFE2L2遺伝子変異を有する喫煙関連扁平上皮癌患者に対するSapanisertibの有効性及び安全性を評価する多施設共同第II相臨床試験
- ・局所進行切除不能食道扁平上皮癌患者を対象とした、デュルバルマブと根治的化学放射線療法との同時併用を検討する第III 相ランダム化二重盲検プラセボ対照国際共同多施設共同試験(KUNLUN)
- ・切除可能進行食道扁平上皮癌 [cT1N1-3M0-1(M1は鎖骨上リンパ節転移陽性によるM1のみ許容), cT2-3N0-3M0-1 (M1は鎖骨上リンパ節転移陽性によるM1のみ許容)] を対象とした5-FU+ロイコボリン+オキサリプラチン+ドセタキセル(FOLFOX+DTX)の併用療法による術前補助化学療法の第II相試験
- ・進行食道癌患者を対象としたトラニラスト併用化学療法の安全性・有効性に関する検討(Phase I/II study)
参加条件
性別
男性・女性
年齢
18歳 以上上限なし
選択基準
・組織学的又は細胞学的に転移性食道扁平上皮癌であると確定診断された患者。
・投与期間中、並びにレンバチニブの最終投与後少なくとも7日間又は化学療法の最終投与後少なくとも90日間のいずれか遅い時点まで、異性間性交渉をしない、又は、避妊法の使用に同意した男性患者。ただし、レンバチニブの投与中止後7日において患者にペムブロリズマブのみを投与しており、化学療法後90日以上経過している場合、男性の避妊法は不要である。
・妊娠しておらず、授乳中でなく、かつ妊娠可能な女性に該当しない、又は、 妊娠可能な女性であるが、投与期間中及びペムブロリズマブの最終投与後少なくとも120日間、レンバチニブの最終投与後少なくとも30日間若しくは化学療法の最終投与後少なくとも180日間のいずれか遅い時点まで、使⽤者に依存しにくい極めて有効な避妊法を⽤いている、⼜は異性間性交渉をしないことが患者が通常優先的に使用する避妊法である場合は、異性間性交渉をしない、かつ、この期間、卵子提供をしないことに同意した女性患者。
・高血圧治療薬の使用有無を問わず、血圧が十分にコントロールされている患者(血圧が150/90 mmHg 以下であり、無作為割付け無作為割付け無作為割付け前1週間以内に高血圧治療薬の変更がない)。
・適切な臓器機能を有する患者。
除外基準
・局所進行切除不能又は転移性食道癌に対する治療歴のある患者。
・局所進行食道癌を有する患者。
・大動脈や気管などの隣接臓器に直接浸潤した腫瘍病変を有する患者。
・主要血管の不整狭窄(encasement)又は腫瘍内空洞形成を示す画像所見が認められる患者。
・穿孔リスク又は重大な消化管出血を有する患者。
・治験薬の初回投与前3週間以内に臨床的に重大な喀血が認められた患者、又は治験薬の初回投与前2週間以内に腫瘍出血が認められた患者。
・頻回なドレナージ又は治療を要するコントロール不能な胸水貯留、心嚢液貯留又は腹水貯留を有する患者。
・消化管閉塞、経口摂取不良又は服薬困難が認められる患者。食道ステントを既に留置している患者。
・治験薬の初回投与前3週間以内に大手術、切開生検若しくは重大な外傷性損傷を受けた患者。
・治験薬初回投与前2週間以内に放射線療法を受けた患者。
・治験薬初回投与前30日以内に生ワクチン又は弱毒生ワクチンの接種を受けた患者。不活化ワクチンであれば許容される。
・免疫不全状態と診断された患者、治験薬初回投与前7日以内に長期全身性ステロイド療法や他の免疫抑制療法による治療を受けた患者、又は臓器の移植歴(同種幹細胞移植を含む)を有する患者。
・過去3年以内に進行性又は治療が必要な他の悪性腫瘍を有する患者。
・活動性の中枢神経系への転移又は癌性髄膜炎を有する患者。
・過去2年以内に全身性の治療を要した活動性の自己免疫疾患を有する患者。ただし、補充療法は、この全身性の治療とみなさず、使用可能である。
・間質性肺疾患/肺臓炎を合併、若しくはステロイド投与が必要な(非感染性の)間質性肺疾患/肺臓炎の既往を有する患者。
・コントロール不良な下痢が認められる患者。
・治験薬初回投与前12ヵ月以内に、臨床的に重大な心血管疾患が認められた患者。
・Grade 2以上の末梢性ニューロパチーを有する患者(mFOLFOX6による基礎治療を受ける患者の場合)。
・HIV の感染歴を有する患者。
・B 型肝炎又は活動性のC 型肝炎を有する患者。
・過去3ヵ月以内に20%超の体重減少が認められた患者。
治験内容
介入研究
主要結果評価方法
パート1 (Safety Run-in):用量制限毒性(DLT)がみられた患者数
パート1 (Safety Run-in):有害事象(AE)がみられた患者数
パート1 (Safety Run-in):AEにより治験薬の投与を中止した患者数
パート2(主試験):全患者におけるOS
パート2(主試験):RECIST 1.1に基づき中央画像判定機関(BICR)が評価した全患者における無増悪生存期間(PFS)
第二結果評価方法
パート2(主試験):RECIST 1.1に基づきBICRが評価した全患者における奏効率(ORR)
パート2(主試験):RECIST 1.1に基づきBICRが評価した全患者における奏効期間(DOR)
パート2(主試験):プログラム細胞死リガンド1(PD-L1)のcombined positive score(CPS)が10以上の患者におけるOS
パート2(主試験):PD-L1のCPSが10以上の患者におけるPFS
パート2(主試験):PD-L1のCPSが10以上の患者におけるORR
パート2(主試験):PD-L1のCPSが10以上の患者におけるDOR
パート2(主試験):AEがみられた患者数
パート2(主試験):AEにより治験薬の投与を中止した患者数
パート2(主試験):European Organisation for the Research and Treatment of Cancer (EORTC)Quality of Life Questionnaire Core
30(QLQ-C30)を用いて評価した健康関連の生活の質(QoL)のベースラインからの平均変化量
パート2(主試験):EORTC Quality of Life Questionnaire Oesophageal module(QLQ-OES18)を用いて評価した健康関連QoLのベースラインからの平均変化量
パート2(主試験):EORTC QLQ-C30を用いて評価した健康関連QoLの悪化までの期間(TTD)
パート2(主試験):EORTC QLQ-OES18を用いて評価した健康関連QoLのTTD
利用する医薬品等
一般名称
レンバチニブメシル酸塩、ペムブロリズマブ、シスプラチン、フルオロウラシル、オキサリプラチン、レボホリナートカルシウム水和物
販売名
レンビマカプセル4mg/10mg、キイトルーダ点滴静注 100mg、ランダ注50mg/100mL、フルオロウラシル注1000㎎「トーワ」、エルプラット点滴静注液100mg、アイソボリン点滴静注用100 mg
組織情報
同じ対象疾患の治験
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- ・進行食道癌患者を対象としたトラニラスト併用化学療法の安全性・有効性に関する検討(Phase I/II study)