企業治験
転移性食道癌の初期治療として、ペムブロリズマブ(MK-3475)+レンバチニブ(E7080/MK-7902)+化学療法の効果と安全性を、標準治療と比較する無作為化第Ⅲ相試験
目的
転移性食道扁平上皮癌患者に対して、ペムブロリズマブ+レンバチニブ+化学療法が有効かつ安全かどうかを調べ、ペムブロリズマブ+化学療法と比較する。
対象疾患
参加条件
この治験に参加するための条件は、18歳以上で男性でも女性でも構いません。ただし、食道がんと診断された人で、治験薬を受ける期間中は性行為をしないか、避妊法を使うことに同意する男性患者、妊娠していない女性患者、または妊娠可能な女性でも、治験薬を受ける期間中及び治験薬の最終投与後一定期間、避妊法を使っているか、性行為をしないことに同意する女性患者が対象です。また、適切な臓器機能を持っていることが必要です。ただし、局所進行切除不能又は転移性食道癌に対する治療歴がある患者、転移性食道腺癌を有する患者、消化管閉塞、経口摂取不良又は服薬困難が認められる患者など、いくつかの除外基準もあります。
治験内容
この治験は、転移性食道扁平上皮癌の治療法を開発するために行われています。治験はフェーズ3で、安全性や効果を確認するために、患者さんに治験薬を投与して、様々な評価を行います。治験の主要な評価方法は、患者さんの生存期間や病気の進行を評価するものです。また、治験薬の副作用や患者さんの生活の質にも注目しています。治験の結果は、新しい治療法の開発に役立ちます。
AI 要約前の参加条件
介入研究
主要結果評価方法
パート1 (Safety Run-in):用量制限毒性(DLT)がみられた患者数
パート1 (Safety Run-in):有害事象(AE)がみられた患者数
パート1 (Safety Run-in):AEにより治験薬の投与を中止した患者数
パート2(主試験):全患者におけるOS
パート2(主試験):RECIST 1.1に基づき中央画像判定機関(BICR)が評価した全患者における無増悪生存期間(PFS)
第二結果評価方法
パート2(主試験):RECIST 1.1に基づきBICRが評価した全患者における奏効率(ORR)
パート2(主試験):RECIST 1.1に基づきBICRが評価した全患者における奏効期間(DOR)
パート2(主試験):プログラム細胞死リガンド1(PD-L1)のcombined positive score(CPS)が10以上の患者におけるOS
パート2(主試験):PD-L1のCPSが10以上の患者におけるPFS
パート2(主試験):PD-L1のCPSが10以上の患者におけるORR
パート2(主試験):PD-L1のCPSが10以上の患者におけるDOR
パート2(主試験):AEがみられた患者数
パート2(主試験):AEにより治験薬の投与を中止した患者数
パート2(主試験):European Organisation for the Research and Treatment of Cancer (EORTC)Quality of Life Questionnaire Core
30(QLQ-C30)を用いて評価した健康関連の生活の質(QoL)のベースラインからの平均変化量
パート2(主試験):EORTC Quality of Life Questionnaire Oesophageal module(QLQ-OES18)を用いて評価した健康関連QoLのベースラインからの平均変化量
パート2(主試験):EORTC QLQ-C30を用いて評価した健康関連QoLの悪化までの期間(TTD)
パート2(主試験):EORTC QLQ-OES18を用いて評価した健康関連QoLのTTD
治験フェーズ
フェーズ3: 多くの実際の患者さんが対象
利用する医薬品等
一般名称
レンバチニブメシル酸塩、ペムブロリズマブ、シスプラチン、フルオロウラシル、オキサリプラチン、レボホリナートカルシウム水和物
販売名
レンビマカプセル4mg/10mg、キイトルーダ点滴静注 100mg、ランダ注50mg/100mL、フルオロウラシル注1000㎎「トーワ」/ Benda 5-FU(Germany)、エルプラット点滴静注液100mg、アイソボリン点滴静注用100 mg
実施組織
MSD株式会社
東京都千代田区九段北一丁目13番12号北の丸スクエア
同じ対象疾患の治験
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