NFE2L2遺伝子変異を有する喫煙関連扁平上皮癌患者に対するSapanisertibの有効性及び安全性を評価する多施設共同第II相臨床試験

治験

目的

標準化学療法に不応又は不耐なNFE2L2遺伝子変異を有する喫煙関連扁平上皮癌患者を対象として、Sapanisertibの有効性及び安全性を評価する。

基本情報

募集ステータス
募集前


フェーズ2

参加条件

性別

男性・女性


年齢

20歳 以上上限なし


選択基準

1.自由意思により、治験の参加について文書による同意を得られている。

2.同意取得日の年齢が20歳以上である。

3.組織学的に肺扁平上皮癌と診断されている(LCコホート)、又は頭頸部・食道扁平上皮癌のいずれかと診断されている(nonLCコホート)。

4.NFE2L2遺伝子変異陽性であることが確認されている。

・遺伝子解析受託業務で米国のCLIA/CAP認定を取得した検査会社からの解析結果であることが望ましい。

・遺伝子検査としては、腫瘍組織を用いた解析、又は血液検体を用いた解析(リキッドバイオプシー)のいずれも許容される。

・対象とするNFE2L2遺伝子変異は、下記1),2)のいずれかを満たす病的変異とする

1) DLG motif(17-36残基)及びETEG motif(76-82残基)の点変異

2) DLG motif・ETEG motifにおけるin-frameの挿入/欠失およびユビキチン化の標的となるリジン残基(44,50,52,53,56,64,68残基)に隣接するin-frameの挿入、または当該リジン残基におけるin-frameの欠失

5.プラチナ系殺細胞薬及び免疫チェックポイント阻害薬阻害薬阻害薬を含む2つ以上の薬物療法レジメンに不応又は不耐である。

6.固形がんの治療効果判定のための新ガイドライン[Response Evaluation Criteria in Solid Tumors(RECIST)ガイドラインversion 1.1に基づく測定可能病変を有する。

7.ECOG Performance Status(PS)が0又は1である。


除外基準

1.過去にmTOR阻害薬又はPI3K阻害薬の投与歴を有する。

2.症状のある脳転移や髄膜播種を有する。

3.妊娠中又は授乳中の患者。

4.登録前3年以内のその他の悪性腫瘍の既往を有する。ただし、局所治療により治癒と判断されるCarcinoma in situ(上皮内癌)や粘膜内癌相当の病変、全身治療を必要としない非転移性前立腺癌は除く。

5.本治験への登録前の規定の期間内に以下のいずれかの治療を受けている。(登録時点でのビスホスホネート製剤、デノスマブの投与は許容される。)

a.本治験への登録前4週間以内に全身麻酔を伴う手術療法を受けている。ただし、気管切開・胃瘻造設術など局所的な手術については、登録前2週間以内に施行されていなければ、適格としてよい。

b.本治験への登録前2週間以内に前治療(化学療法、分子標的薬治療、抗体療法、ホルモン療法、免疫療法、放射線療法)を受けている。

6.HIVの感染が確認されている(未検でも登録可能とする)。

7.以下の感染症を有する。

-HBs抗原陽性

-HBs抗体又はHBc抗体陽性かつHBV-DNA陽性

-HCV抗体陽性

8.前治療による毒性から回復(有害事象共通用語規準v4.0日本語訳(Japan Clinical Oncology Group(JCOG))版(Common Terminology Criteria for Adverse Events(CTCAE )v5.0でのGrade 1以下又はベースラインまで)していない。ただし、Grade 2以下の末梢性感覚ニューロパチー、脱毛症及び皮膚色素過剰については、登録可能とする。

治験内容

介入研究


主要結果評価方法

治験責任医師又は分担医師の判定による確定された客観的奏効割合


第二結果評価方法

無増悪生存期間(Progression-free survival: PFS)

奏効期間(Duration of response: DoR)

病勢制御割合(Disease control rate: DCR)

全生存期間(Overall survival: OS)

中央判定による確定されたORR

腫瘍径和の変化率

有害事象発生割合

利用する医薬品等

一般名称

Sapanisertib


販売名

サパニセルチブ