企業治験
一過性シェーグレン症候群(pSS)の成人患者に対するnipocalimabの効果と安全性を評価するための、複数の病院で行われるランダム化・二重盲検・プラセボ対照の臨床試験
AI 要約前の題名
一次性シェーグレン症候群(pSS)成人患者を対象としたnipocalimabの有効性及び安全性を評価するランダム化,二重盲検,プラセボ対照,多施設共同試験

目的
「nipocalimab」という薬が、一次性シェーグレン症候群(pSS)の成人患者に対して、有効かつ安全であるかどうかを、プラセボと比較して調べることが目的の治験です。
AI 要約前の目標
本治験の目的は、一次性シェーグレン症候群(pSS)の成人患者におけるnipocalimabの有効性及び安全性をプラセボと比較評価することである
参加条件
この治験に参加するための条件は、18歳以上75歳以下で、男性でも女性でも参加できます。参加するためには、スクリーニング時に一次性シェーグレン症候群(pSS)の診断基準を満たし、pSS関連抗原Aに対する抗体抗シェーグレン症候群関連抗原A[SSA]/Ro抗体)について血清陽性である必要があります。また、Clinical European League Against Rheumatism Sjogren's Syndrome Disease Activity Index(ClinESSDAI)の合計スコアが6点以上13点以下であること、pSS関連の炎症性疾患活動性のマーカーが少なくとも1つが異常値であり、ESSDAI領域のうち1領域以上における活動性が少なくとも低活動性であることが必要です。また、スクリーニング前に年齢に適した全てのワクチンを接種しておくことが推奨されます。ただし、過去にシクロホスファミドの投与を受けたことがある場合や、他の自己免疫リウマチ性疾患や全身性炎症性疾患を持っている場合は参加できません。
AI 要約前の参加条件
性別
男性・女性
年齢
18歳以上75歳以下
選択基準
ー時に,2016年米国リウマチ学会(A)/European League Against Rheumatism(EULAR)に従った一次性シェーグレン症候群(pSS)の診断基準を満たし,の26週間以上前にpSSの診断を受けたす者。
ー時,pSS関連抗原Aに対する抗体抗シェーグレン症候群関連抗原A[SSA]/Ro抗体)について陽性である者。
ーClinical European League Against Rheumatism Sjogren's Syndrome Disease Activity Index(ClinESSDAI)の合計スコアが6点以上13点以下である者。
ーpSS関連の炎症性疾患のマーカーが少なくとも1つが異常値であり、ESSDAI領域のうち1領域以上におけるが少なくとも低である者。
ー国・地域の通常の医学的ガイドラインに従い,前に年齢に適した全てのワクチンを接種しておくことが推奨される。国・地域で承認された(かつ緊急事態時使用が認められた)新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチンを本治験の組入れ前に接種した被験者については,ワクチン接種と治験への組入れの適切な間隔を決定する際に,免疫標的療法を受けている患者に該当する国・地域のワクチンラベル表示,ガイドライン,及び標準治療に従うこと。
除外基準
ー被験者のpSSの治療に関連しない的免疫不全症候群が確認された又は疑われる,又は被験者に免疫不全がないことが確認された場合を除き,先天性又は遺伝性免疫不全の家族歴を有する者。
ー過去12カ月以内にGCの全身投与を3コース以上要した併存疾患(例,喘息,慢性閉塞性肺疾患)を有する者。
ーpSSの不安定な,又は進行性の症状が認められ,治験実施計画書で許容されている標準治療を逸脱した治療が必要となる可能性がある者,及び/又は治験依頼者の確認・判定による重度のpSSを有する者。
ー治験薬の初回投与前3カ月以内に経口シクロホスファミド又は6カ月以内に静脈内投与(IV)シクロホスファミドの投与を受けた者。
ーシェーグレン症候群と重複する症候群を有し,別の自己免疫又は全身性炎症性疾患(関節リウマチ(RA),(SLE),強皮症,炎症性腸疾患(IBD))が一次診断として確定している者,又はpSSの症状を評価する治験責任(分担)医師の能力を妨げる可能性があると治験責任(分担)医師,治験依頼者又は治験依頼者の代理者が判断した症状を有する者。
治験内容
この治験は、シェーグレン症候群という病気を対象に行われています。治験のフェーズは2で、治験薬の効果や安全性を調べるために行われます。治験の主要な結果評価方法は、患者の症状や疾患活動性を測定するためのツールを使用しています。治験薬の投与後に発生した有害事象や自己抗体の変化なども調べられます。治験の結果は、新しい治療法の開発に役立ちます。
AI 要約前の参加条件
介入研究
主要結果評価方法
Week24のClinical European League Against Rheumatism Sjoegren Syndrome Disease Activity Index(clinESSDAI)スコアのベースラインからの変化量
ベースラインからWeek24まで
clinESSDAIは、一次性シェーグレン症候群患者の全身疾患活動性を測定するために臨床試験で使用される検証済みのツールである。clinESSDAIは3~4つの活動レベルに分割された11の領域を含み、 0は活動がないことを表し、低、中、高スコアは領域に依存して数値が変化する。
第二結果評価方法
Week 24時点でのEuropean League Against Rheumatism(EULAR)シェーグレン症候群患者報告指数(ESSPRI)スコアのベースラインからの変化量
ベースラインからWeek24まで
ESSPRIは、一次性シェーグレン症候群に関連する乾燥、疲労及び疼痛の重症度の患者報告評価である。被験者に、過去2週間の乾燥、疲労、及び疼痛の重症度を0 「症状なし(乾燥、疲労又は疼痛)」から10 「考えられる最大値(乾燥、疲労、疼痛)」までの数値化スケール(NRS)で評価するように依頼する。3つの領域スコアの平均値として算出される総合スコアの範囲は0~10であり、スコアが高いほど症状の重症度が高い(悪化している)ことを示す。
Week 24時点で,ESSDAIスコアがベースラインから4点以上改善(臨床的に重要な最小限の改善)
ベースラインからWeek24まで
ESSDAIは、シェーグレン症候群患者の全身の疾患活動性を測定するために臨床試験で使用される検証済みのツールである。ESSDAIには11から12の領域があり、3~4つの活性レベルに分けられている。0は活性がないことを表し、低、中、及び高のスコアは領域に応じて数値が変化する。
Week 24時点で,ClinESSDAIスコアがベースラインから4点以上改善(臨床的に重要な最小限の改善)
ベースラインからWeek24まで
clinESSDAIは、シェーグレン症候群患者の全身疾患活動性を測定する臨床試験で使用される検証済みのツールである。ClinESSDAIにおける臨床的に重要な最小限の改善は,複合ClinESSDAIスコアの4点以上の低下と定義する。
Week24でのESSPRIの反応
Week24
Week24でのESSPRI反応(ベースラインからの1ポイント以上の減少又は15%以上の減少[臨床的に重要な軽微な改善]と定義)を報告する。
Week24時点のシェーグレン症候群レスポンダー指数(SSRI)の改善
Week24
Week 24時点で5つの領域(疲労、口腔乾燥、眼乾燥、非刺激全唾液流量、赤血球沈降速度)のうち2つ以上でベースラインから20%以上の改善と定義されるSSRI反応を報告する。
Week 24時点で,ClinESSDAI又はESSDAI領域の1つ以上で,疾患活動性レベルが1レベル以上改善
Week24
Week 24時点で,ClinESSDAI又はESSDAI領域(生物学的,血液学的,皮膚,全身,リンパ節腫脹及びリンパ腫,腺)の1つ以上で,疾患活動性レベルが1レベル以上改善を報告する。
Week 24時点で,シェーグレン症候群の複合関連評価項目(CRESS)の5分類中3分類以上がベースラインから改善
ベースラインからWeek24まで
Week24の時に5つのCRESSカテゴリーのうち3つ以上でベースラインからの改善を報告する。CRESSは、疾患活動性(clinESSDAI)、症状(ESSPRI)、腺機能及び全身性炎症の測定値を組み入れて疾患活動性を評価する複合ツールである。
治験薬投与後に発現した有害事象(TEAE)が認められた被験者の割合
Week30まで
有害事象(adverse event)とは、治験中に医薬品(治験薬を含む)が投与された被験者に生じた、あらゆる好ましくない医療上のできごとをいう。AEは必ずしも当該医薬品/生物学的製剤との因果関係が認められるもののみを指すわけではない。TEAEは、治験薬の初回投与日以降に発現又は悪化したAEと定義する。
特に注目すべき有害事象(AESI)が発現した被験者の割合
Week36まで
AESIが発現した被験者の割合を報告する。重篤な感染症、重度の低アルブミン血症又は低ガンマグロブリン血症。
治験薬投与後に発現した重篤な有害事象(SAE)が認められた被験者の割合
Week30まで
重篤な有害事象とは、治験薬の初回投与日以降に発現又は悪化した重篤な有害事象と定義する。
治験薬投与後に発現した有害事象(TEAE)による投与中止となった被験者の割合
Week30まで
TEAEによる投与中止となった被験者の割合を報告する。TEAEは、治験薬の初回投与日以降に発現又は悪化したAEと定義する。
バイタルサインに臨床的に重要な異常が認められた被験者の割合
Week36まで
治験終了来院までにバイタルサインに臨床的に重要な異常(体温、脈拍数/心拍数、呼吸数、及び血圧を含む)が認められた被験者の割合を報告する。
臨床検査値に臨床的に重要な異常が認められた被験者の割合
Week36まで
治験終了来院までに臨床的に重要な臨床検査値異常(血液学的検査、血液生化学的検査、尿検査、及び血液凝固検査を含む)が認められた被験者の割合を報告する。
Nipocalimabの経時的な血清中濃度
Week30まで
実薬の治験薬を投与された被験者の経時的な血清中Nipocalimabの濃度を報告する。
Nipocalimabに対する抗体(抗薬物抗体[ADA]及び中和抗体[NAb])を有する被験者数
Week36まで
治験薬を投与された被験者のうち、抗Nipocalimab抗体(ADA及びNAb)が検出された被験者数を報告する。
バイオマーカーがベースラインから変化した被験者数
ベースラインからWeek36まで
バイオマーカー(C-反応性蛋白(CRP)、赤血球沈降速度(ESR)、総免疫グロブリン(Ig)G、IgG 1、IgG 2、IgG 3、IgG 4)がベースラインから変化した被験者数を報告する。
自己抗体のベースラインからの変化が認められた被験者数
ベースラインからWeek36まで
自己抗体(抗シェーグレン症候群関連抗原A(抗Ro/SSA)、抗シェーグレン症候群関連抗原B(抗La/SSB)、リウマトイド因子(RF)及び抗核抗体(ANA)のベースラインからの変化が認められた被験者数を報告する。
利用する医薬品等
一般名称
Placebo、Nipocalimab
販売名
なし、なし
組織情報
実施責任組織
ヤンセンファーマ株式会社
東京都千代田区西神田3-5-2
お問い合わせ情報
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