企業治験
胃や食道胃接合部、膵臓のがんが進行して手術できない患者を対象に、新しい薬ASP2138の第1/1b段階の治験
AI 要約前の題名
クローディン(CLDN)18.2 を発現した転移性又は局所進行性の切除不能な胃腺癌/食道胃接合部(GEJ)腺癌又は転移性膵腺癌患者を対象としたASP2138 の第1/1b 相試験

目的
ASP2138という薬剤の安全性や投与量、効果を調べるための治験を行います。また、薬剤の作用に関連するタンパク質の変化も調べます。
AI 要約前の目標
本試験ではASP2138の安全性及び忍容性の評価及び最大耐量及び/又は第2 相試験の推奨用量投与レジメンを決定する。また,ASP2138の薬物動態及び抗腫瘍活性の評価に加え,ASP2138投与に関連したクローディン (CLDN) 18.2及びプログラム細胞死リガンド1 (PD-L1) 腫瘍発現の変化を評価する。
参加条件
AI 要約前の参加条件
性別
男性・女性
年齢
18歳以上上限なし
選択基準
一般的基準
1. 同意説明文書 への署名の際に各地域の法令に基づいて成人とみなすことができる被験者。
2. 女性の被験者は,妊娠しておらず,以下に該当する被験者:
(ア) 妊娠の可能性のある女性ではないこと
(イ) 同意取得時点から治験薬の最終投与後,少なくとも6 カ月間まで避妊ガイダンスに従うことに同意した妊娠の可能性のある女性。
3. 女性被験者の場合,期間,治験期間及び治験薬の最終投与後6 カ月間に授乳を行わないことに同意している被験者。
4. 女性被験者の場合,期間,治験期間全般及び治験薬の最終投与後6 カ月間に卵子提供を行わないことに同意している被験者。
5. 妊娠の可能性のある女性パートナー(授乳期間中のパートナーを含む)のいる男性被験者の場合,治験期間全般及び治験薬の最終投与後6 カ月間にわたり避妊法を使用することに同意している被験者。
6. 男性被験者は,治験期間中並びに治験薬の最終投与後6 カ月間にわたり精子提供をしないことに同意している被験者。
7. 妊娠中又は授乳期間中のパートナーがいる男性被験者の場合,治験期間内の妊娠期間中又はパートナーが授乳時及び治験薬の最終投与後6 カ月間にわたり,性行為をしないかコンドームを使用することに同意している被験者。
8. 中央検査機関により,腫瘍検体のクローディン (CLDN)18.2) 発現が陽性の被験者。
9. 治験薬の初回投与前28 日以内に,放射線画像診断により局所進行性の切除不能又は疾患であることが確認されている被験者。
10. 治験薬の初回投与前28 日以内に,の治療効果判定のためのガイドライン () 1.1 に基づく測定可能病変を有する被験者。これまでにを受け,測定可能病変が1 つのみである被験者については,その病変がこれまでのの対象外である,又は後の疾患進行が記録されている必要がある。
11. Fredericia 式によるQT 間隔 (QTcF) が470 msec 以下の被験者。
12. 本治験で治験薬の投与を受けている間に,ほかの試験に参加しないことに同意する被験者。
13. 米国東海岸癌試験グループ (ECOG) パフォーマンスステータスが0 又は1 の被験者。
14. 治験責任医師の見解で,余命が12 週間以上と予測される被験者。
15. 治験薬の初回投与前7 日以内に,検査に基づいた基準を満たしている被験者。この期間内に複数の検査データがある場合,直近のデータを用いる。被験者が最近輸血を受けた場合,輸血後2 週間以上後に検査値を得なければならない。
腫瘍別基準:胃癌/GEJ 癌
1. 組織学的に胃又は食道胃接合部 (GEJ) と確認された被験者。
2. 胃又はGEJ を有し,フッ化ピリミジン系抗悪性腫瘍剤及び白金製剤を含む,ヒト上皮成長因子受容体2 (HER2) 陽性が判明している場合は,免疫チェックポイント及び抗HER2 療法など,治験責任医師の的判断に基づいて既承認の標準治療の実施後に疾患進行が認められた被験者又はもはや標準治療の適応ではない被験者(数や前治療に制限はない)。白金製剤を含むがである被験者又はそのような治療を拒否する被験者も本試験への参加を適格とする。
腫瘍別基準:膵癌
1. 組織学的又は細胞学的に膵と確認された被験者。
2. 2. 膵を有し,既承認の標準治療の実施後に疾患進行が認められた被験者又はもはや標準治療の適応ではない被験者(数や前治療に制限はない)。
除外基準
1. 他の治験薬又は治験医療機器を併用されている方,又は治験薬の初回投与前の21 日以内若しくは半減期の5 倍以内のいずれか短い方の期間内に他の治験薬又は治験医療機器を使用した被験者。
2. 治験参加に適さないと判断された被験者。
3. 治験薬のいずれかの成分に対し既知の即時型若しくは遅延性の過敏症のある被験者,又は治験薬のいずれかの成分がとなる被験者。
4. ASP2138 の既知の成分若しくはヒト化抗体又はキメラ抗体など他の抗体に対する高度のアレルギー反応又は不耐性の既往がある被験者。
5. 体重が40 kg 未満の被験者。
6. 治験薬の初回投与前14 日間に全身コルチコステロイド療法を含めた全身免疫抑制療法を受けた被験者。ヒドロコルチゾン又はそれ相当のものの生理学的補充用量(ヒドロコルチゾンの1 日あたり最大30 mg 又はプレドニゾンの1 日あたり最大10 mg とする)を使用し,全身コルチコステロイドの1 日1 回投与又は放射線学的な画像検査造影剤使用の前投薬として全身コルチコステロイドの投与を受けた被験者は許容される。
7. 幽門閉塞又は持続性/再発性の嘔吐を伴う幽門狭窄を有する被験者。
8. 本試験参加から除外すべきであると判断された重大な胃出血及び/又は未治療の胃潰瘍を認める被験者。
9. 症候性中枢神経系 (CNS) 転移を有する被験者又は無症候性であっても不安定なCNS 転移のエビデンスがある被験者(スキャンで認められた進行など)。CNS 転移に対する治療を受けたことのある被験者は,的に安定しており,治験薬投与開始前の4 週間以上にわたり,画像検査でCNS 進行のエビデンスが認められず,2 週間以内に免疫抑制用量の全身性ステロイド(ヒドロコルチゾンの1 日あたり30 mg 超又はプレドニゾンの1 日あたり10 mg 超若しくはこれに相当)が必要とされなければ適格である。
10. ヒト免疫不全ウイルス (HIV) に感染していることが判明した被験者。ただし,CD4 陽性T 細胞数が350 細胞/μL 以上で,過去6 カ月以内に後天性免疫不全症候群 (AIDS) を定義する日和見感染症の既往歴がない被験者は許容される。
注:HIV感染のは,各国の要件に従って実施する必要がある。
11. 症候性中枢神経系 (CNS) 転移を有する被験者又は無症候性であっても不安定なCNS 転移のエビデンスがある被験者(スキャンで認められた進行など)。CNS 転移に対する治療を受けたことのある被験者は,的に安定しており,治験薬投与開始前の4 週間以上にわたり,画像検査でCNS 進行のエビデンスが認められず,2 週間以内に免疫抑制用量の全身性ステロイド(ヒドロコルチゾンの1 日あたり30 mg 超又はプレドニゾンの1 日あたり10 mg 超若しくはこれに相当)が必要とされなければ適格である。
注:これらの感染のは,各国の要件に従って実施する必要がある。
● HBsAg は陰性であるが,抗B 型肝炎コア抗体 (HBc Ab) が陽性である被験者については,B 型肝炎ウイルス () デオキシリボ核酸 (DNA) 検査を実施して陽性の場合は当該被験者を除外する。
● C 型肝炎ウイルス () 学的検査結果が陽性であるが, リボ核酸 (RNA) 検査結果は陰性の被験者は組み入れ可能である。
● ウイルス負荷の結果が検出不能で, の治療を受けた被験者は組み入れ可能である。
12. 治験薬の初回投与前6 カ月以内に以下のいずれか1 つでも発現した被験者:,心筋梗塞,心不全に伴うインターベンション又は入院を必要とする。
13. 治験薬の初回投与開始前7 日以内に,全身療法が必要な未完治の感染症を有する被験者。
14. 治験薬の初回投与開始前1 カ月以内に全身免疫抑制療法が必要なの自己免疫疾患を有する被験者。
15. 本試験の治療の安全な実施に悪影響を及ぼす,又は被験者を治験参加に適さなくする可能性がある的に重要な疾患又は併存疾患を有する被験者。
16. 治験遵守の妨げになる可能性のある精神疾患又は社会的状況を有する被験者。
17. 治験薬の投与開始28 日前に主要な外科的処置を受けた被験者。
● 治験薬の投与開始14 日前に主要な外科的処置を受けて完全には回復していない被験者。
18. 治験薬の投与開始14 日前に,局所進行性の切除不能又はの胃若しくはGEJ ,又は膵に対しを受け,関連する毒性から回復していない被験者。
19. 治療を必要とする別の悪性腫瘍を有する被験者。
20. 治験薬の初回投与前にCLDN18.2 を標的とする治験薬(例:ゾルベツキシマブ又はキメラ型抗原受容体CLDN18.2 に特異的なT 細胞)の投与を受けた被験者は用量漸増の対象とはならない。ただし,治験薬の初回投与前28 日より前又は5 半減期より前(いずれか長い方)にCLDN18.2 標的治験薬の投与を受けた被験者は,用量拡大のみ対象となるが,CLDN18.2 標的治験薬の投与後にグレード3 以上の消化管毒性を発現した被験者は対象とならない。
21. の既往歴又はを有する被験者。
治験内容
この治験は、胃や膵臓などのがんに対する新しい治療法を調べるものです。フェーズ1と呼ばれる段階で行われており、治療薬の安全性や効果を調べるために、患者さんに薬を投与して検査を行います。検査内容は、薬の副作用や身体の状態を調べるものや、薬の効果を調べるものがあります。治験の結果は、新しい治療法の開発に役立てられます。
AI 要約前の参加条件
介入研究
主要結果評価方法
- 用量制限毒性
- 有害事象,重篤な有害事象
- 臨床検査
- バイタルサイン
- 心電図
- 身体所見
- ECOG パフォーマンスステータス
第二結果評価方法
- ASP2138 の薬物動態パラメータ:AUCtau,Cmax,Ctrough 及びtmax
- RECIST 1.1 に基づいた全奏効率 (ORR) 及び病勢コントロール率 (DCR)
- 血清中糖鎖抗原 19-9 (CA19-9)濃度(膵癌のみ)
- CLDN18.2 腫瘍発現
- PD-L1 腫瘍発現
利用する医薬品等
一般名称
ASP2138
販売名
なし
組織情報
実施責任組織
アステラス製薬株式会社
東京都中央区日本橋本町2-5-1
お問い合わせ情報
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