進行または転移性固形がん患者を対象にPF-07265028 の安全性,忍容性,薬物動態,薬力学および抗腫瘍活性を評価するPF-07265028 の単剤療法およびSASANLIMAB との併用療法の第1 相,非盲検,用量漸増および拡大投与試験(治験実施計画書番号:C4731001)
基本情報
参加条件
性別
男性・女性
年齢
20歳 以上99歳 以下
選択基準
1. ECOG パフォーマンスステータスが1 以下
2. 十分な血液学的機能,腎機能および肝機能を有する
3. RECIST 1.1に基づく測定可能病変を有する
4. 前治療による急性の影響が回復している
5. ホルマリン固定パラフィン包埋の保存腫瘍組織が提出可能
・パート1:保存検体が6ヵ月よりも前に採取されたものである場合,治験参加者はスクリーニング中に新たに腫瘍生検生検生検を受けることに同意しなければならない
・パート2:3ヵ月以内かつ直近の全身抗がん治療後に採取された保存組織が利用可能である場合を除き,スクリーニング中に新たに腫瘍生検生検生検を採取する必要がある
パート1A(単剤療法):組織学的または細胞学的に確認された進行または転移性固形がんで,全身抗がん治療後に進行した,標準療法に抵抗性である,標準療法が存在しない,あるいは標準療法に不耐容である
パート1B(併用療法):組織学的または細胞学的に確認された進行または転移性固形がんで,少なくとも1種類のチェックポイント阻害薬を含む全身抗がん治療後に進行した
パート2(拡大投与):組織学的または細胞学的に確認された進行または転移性胃癌/食道胃接合部癌,頭頸部扁平上皮癌 または尿路上皮癌(非小細胞肺癌 およびその他の固形がんについても検討する可能性がある)で,少なくとも1種類のチェックポイント阻害薬を含む全身抗がん治療後に進行した
治験内容
介入研究
主要結果評価方法
1. 用量漸増パート(パート1)における用量制限毒性(DLT)[期間:サイクル1(28日間)]
DLTはパート1においてサイクル1(28日間)で評価をする。DLTに基づき至適用量を決定する。
2. 有害事象(期間:ベースラインから最大2年間)
有害事象の種類,発現頻度,重症度(NCI CTCAE 第5.0 版),発現時期,重篤度および治験薬との因果関係により評価する。
3. 臨床的に重要な臨床検査値異常(期間:ベースラインから最大2年間)
臨床検査値異常の種類,発現頻度,重症度(NCI CTCAE 第5.0 版)および発現時期により評価する。
4. 拡大投与パート(パート2)における客観的奏効率(期間:ベースラインから最大2年間または疾患進行まで)
RECIST 1.1 を用いて腫瘍縮小効果を評価する。
第二結果評価方法
1. PF-07265028単剤およびsasanlimabとの併用によるPF-07265028単回投与および反復投与のPKパラメータ(期間:サイクル1 Day 1, Day 8, Day 15, Day 16およびDay 22)
最高血中濃度,定常状態における最高血中濃度,最高血中濃度到達時間,定常状態における最高血中濃度到達時間,AUC,定常状態における投与間隔のAUC,0 時間から次の投与前の最終定量可能時間までのAUCを評価する。
2. PF-07265028のPKパラメータへの食事の影響(期間:サイクル1 Day 1, Day 8, Day 15, Day 16およびDay 22)
空腹時および食後の最高血中濃度,最高血中濃度到達時間,0 時間から次の投与前の最終定量可能時間までのAUCを評価する。
3. PF-07265028併用によるsasanlimabのPKパラメータ(期間:サイクル1 Day 1, サイクル2 Day 1,サイクル3 Day 1, サイクル5 Day 1,その後6サイクルごと)
最低血中濃度を評価する。
4. PF-07265028併用によるsasanlimabの免疫原性(期間:サイクル1 Day 1, サイクル2 Day 1,サイクル3 Day 1, サイクル5 Day 1,その後6サイクルごと)
Sasanlimabに対する抗薬物抗体,中和抗体を評価する。
5. PF-07265028 単剤およびsasanlimab との併用による腫瘍免疫バイオマーカーへの影響(期間:ベースラインから最大2年間)
投与前後の腫瘍生検の腫瘍内T細胞およびPD-L1発現を評価する。
6. 用量漸増パート(パート1)における客観的奏効率(期間:ベースラインから疾患進行または治験完了までの約2年間)
RECIST 1.1 を用いて腫瘍縮小効果を評価する。
7. 拡大投与パート(パート2)における奏効持続時間(期間:ベースラインから疾患進行または治験完了までの約2年間)
RECIST 1.1 を用いて奏効持続時間を評価する。
8. 拡大投与パート(パート2)における無増悪生存期間(期間:ベースラインから疾患進行または治験完了までの約2年間)
RECIST 1.1 を用いて無増悪生存期間を評価する。
9. 拡大投与パート(パート2)における全生存期間(期間:ベースラインから疾患進行または治験完了までの約2年間)
全生存期間を評価する。
利用する医薬品等
一般名称
PF-07265028
販売名
なし