「PF-07265028」という薬剤の単独使用と併用療法における安全性、忍容性、薬剤の動きや効果、臨床的な効果を評価するための治験を行う。
この治験に参加するための条件は、20歳以上99歳以下で、男性でも女性でも参加できます。参加するためには、ECOGパフォーマンスステータスが1以下で、血液学的機能、腎機能、肝機能が十分で、RECIST 1.1に基づく測定可能病変がある必要があります。また、前治療による急性の影響が回復していること、ホルマリン固定パラフィン包埋の保存腫瘍組織が提出可能であることが必要です。ただし、保存検体が6ヵ月よりも前に採取された場合は、治験参加者はスクリーニング中に新たに腫瘍生検を受けることに同意しなければなりません。また、活動性の悪性腫瘍や自己免疫疾患、間質性肺疾患、肺臓炎、グレード3以上の免疫関連有害事象の既往歴、中枢神経系転移、重篤な心臓系または呼吸器系の症状や事象、活動性またはコントロール不良の細菌、真菌、またはウイルス感染、PF-07265028の吸収を著しく変化させる可能性のある胃腸機能障害または胃腸疾患がある場合は、参加できません。
この治験は、進行または転移性固形がんを対象として行われます。治験のフェーズ1では、治験薬の適切な投与量を決定するために、用量漸増パートという試験を行います。また、治験薬の有害事象や臨床検査値異常なども評価します。治験薬の効果を評価するために、拡大投与パートという試験も行います。この試験では、腫瘍縮小効果や奏効持続時間、無増悪生存期間、全生存期間などを評価します。また、治験薬のPKパラメータや食事の影響、免疫原性、腫瘍免疫バイオマーカーへの影響なども評価します。
介入研究
1. 用量漸増パート(パート1)における用量制限毒性(DLT)[期間:サイクル1(28日間)]
DLTはパート1においてサイクル1(28日間)で評価をする。DLTに基づき至適用量を決定する。
2. 有害事象(期間:ベースラインから最大2年間)
有害事象の種類,発現頻度,重症度(NCI CTCAE 第5.0 版),発現時期,重篤度および治験薬との因果関係により評価する。
3. 臨床的に重要な臨床検査値異常(期間:ベースラインから最大2年間)
臨床検査値異常の種類,発現頻度,重症度(NCI CTCAE 第5.0 版)および発現時期により評価する。
4. 拡大投与パート(パート2)における客観的奏効率(期間:ベースラインから最大2年間または疾患進行まで)
RECIST 1.1 を用いて腫瘍縮小効果を評価する。
1. PF-07265028単剤およびsasanlimabとの併用によるPF-07265028単回投与および反復投与のPKパラメータ(期間:サイクル1 Day 1, Day 8, Day 15, Day 16およびDay 22)
最高血中濃度,定常状態における最高血中濃度,最高血中濃度到達時間,定常状態における最高血中濃度到達時間,AUC,定常状態における投与間隔のAUC,0 時間から次の投与前の最終定量可能時間までのAUCを評価する。
2. PF-07265028のPKパラメータへの食事の影響(期間:サイクル1 Day 1, Day 8, Day 15, Day 16およびDay 22)
空腹時および食後の最高血中濃度,最高血中濃度到達時間,0 時間から次の投与前の最終定量可能時間までのAUCを評価する。
3. PF-07265028併用によるsasanlimabのPKパラメータ(期間:サイクル1 Day 1, サイクル2 Day 1,サイクル3 Day 1, サイクル5 Day 1,その後6サイクルごと)
最低血中濃度を評価する。
4. PF-07265028併用によるsasanlimabの免疫原性(期間:サイクル1 Day 1, サイクル2 Day 1,サイクル3 Day 1, サイクル5 Day 1,その後6サイクルごと)
Sasanlimabに対する抗薬物抗体,中和抗体を評価する。
5. PF-07265028 単剤およびsasanlimab との併用による腫瘍免疫バイオマーカーへの影響(期間:ベースラインから最大2年間)
投与前後の腫瘍生検の腫瘍内T細胞およびPD-L1発現を評価する。
6. 用量漸増パート(パート1)における客観的奏効率(期間:ベースラインから疾患進行または治験完了までの約2年間)
RECIST 1.1 を用いて腫瘍縮小効果を評価する。
7. 拡大投与パート(パート2)における奏効持続時間(期間:ベースラインから疾患進行または治験完了までの約2年間)
RECIST 1.1 を用いて奏効持続時間を評価する。
8. 拡大投与パート(パート2)における無増悪生存期間(期間:ベースラインから疾患進行または治験完了までの約2年間)
RECIST 1.1 を用いて無増悪生存期間を評価する。
9. 拡大投与パート(パート2)における全生存期間(期間:ベースラインから疾患進行または治験完了までの約2年間)
全生存期間を評価する。
フェーズ1: 健康な成人が対象
PF-07265028
なし
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