アルツハイマー病におけるAPN-1607グローバル臨床第2相試験

治験

目的

本治験の全体的な目的は、線維性タウ沈着の評価における[18F]APN-1607 を用いたPET 画像検査の有用性を評価することであり、これには認知機能が正常で健康な成人(健康被験者)、AD に起因するMCI(MDAD)患者及びAD 認知症患者における安全性及び忍容性の評価と18F-APN-1607 取込みパターンの評価が含まれる。

基本情報

募集ステータス
募集中


フェーズ2

参加条件

性別

男性・女性


年齢

50歳 以上85歳 以下


選択基準

本治験への組入れに適格となる全ての被験者は、以下の基準の全てを満たす必要がある:1. 50 歳以上85 歳以下の男性又は女性。2. 女性被験者は、(子宮摘出術、両側卵巣摘出術若しくは卵管結紮術による)不妊手術を受けている、又は1 年以上閉経後状態にある(別の医学的原因によらず連続12 ヵ月間月経がない)ことが診療録若しくは医師の覚え書きにより文書化されていなければならない。あるいは妊娠可能な場合、治験期間中はバリア避妊法を使用する又は性交を行わないことを確約しなければならず、かつ妊娠検査で陰性を示す必要がある。3. 男性被験者及びその妊娠可能なパートナーは、治験期間中は2 つの避妊法[このうち1 つは(コンドームによる)バリア避妊法]を併用する又は性交を行わないことを確約しなければならない。4. 男性被験者は、治験期間中は精子を提供してはならない。5. 全ての治験手順に参加する意思及び能力を備えている。健康被験者に関するその他の選択基準:1. いかなる評価を実施する前に、書面による同意を取得しなければならない。2. 医学的に健康であり、スクリーニング時及び[18F]APN-1607 画像検査来院の報告時に身体的診察、臨床検査プロファイル、バイタルサイン又は心電図について臨床的に意義のある所見が認められない。3. 一連の神経心理学的検査に基づき認知障害が認められず、治験責任(分担)医師により認知障害がないと判定された。4. 第一度近親者に若年性AD 又は(65 歳前に発症した)認知症に関連する神経変性疾患の家族歴がない。5. 臨床的認知症尺度(CDR)スコアが0 である。6. MMSE スコアが27 以上である。MDAD 患者に関するその他の選択基準:1. いかなる評価を実施する前に、書面による同意を取得しなければならない。2. (認知症の診断の十分な根拠となる機能障害の欠如を含む)NIA-AA 基準に従って、MCI の全ての臨床基準を満たさなければならない。3. CDR スコアが0.5 である。4. MMSE スコアが24 以上30 以下である。5. スクリーニング期間中又は過去1 年以内に取得したアミロイドPET 検査結果が陽性である。6. AD の対症療法として使用中の薬剤は、スクリーニングの30 日以上前から一連の神経心理学的検査の完了時まで安定的に使用していなければならない。7. 被験者若しくは治験スタッフの安心又は安全のために必要な場合、来院時に被験者に同行し、CDR 検査のための情報を提供する適切な情報提供者がいる。AD 認知症患者に関するその他の選択基準:1. いかなる評価を実施する前に、書面による同意を取得しなければならない。治験責任(分担)医師の見解として患者が同意能力を欠いている場合、被験者が法定代理人又は責任を負う近親者を有しており、各国の規制及びガイドラインと該当するIEC/IRB の規則を遵守して、その法定代理人又は近親者が書面による同意を提供する場合に限り、被験者の本治験への参加が可能となる。法定代理人又は責任を負う近親者が書面による同意を提供する際には、被験者のアセントも取得し文書化しなければならない。同意能力を欠いていると判断される被験者について、各国の法律及び規制により許可されている場合に限り、法定代理人の同意の代わりに近親者の同意を可能とす。2. (日常生活動作の顕著な障害を含む)NIA-AA 基準に従って、AD 認知症の診断がある。3. スクリーニング時のCDR スコアが0.5 以上である。4. MMSE スコアが10 以上26 以下である。5. スクリーニング期間中又は過去1 年以内に取得したアミロイドPET 検査結果が陽性である。6. AD の対症療法として使用中の薬剤は、スクリーニングの30 日前から一連の神経心理学的検査の完了時まで安定的に使用していなければならない。7. 全ての来院時に被験者に同行し、CDR 検査のための情報を提供する適切な情報提供者がいる。


除外基準

以下の基準のいずれかに該当する被験者は、本治験への組入れに適格でない:1. アルコール乱用若しくは薬物乱用の現病歴又は既往歴(過去10 年以内)がある。2. 18F-APN-1607 又はその添加剤に対する既知の過敏症がある。3. 臨床的に重要な活動性の若しくは不安定な内科的疾患がある、又は治験期間中に外科手術を予定している。がんの既往歴がある(非黒色腫皮膚癌又は安定した限局性前立腺癌を除く)。ただし、過去3 年以内に活動性疾患のエビデンスがなく、かつ内科的又は外科的療法を現在受けていない場合は例外とする。4. 臨床検査で臨床的に重要な異常を認める、又は臨床的に重要かつ不安定な内科的疾患の既往歴若しくはエビデンスがある。5. スクリーニング前30 日(若しくは治験薬の半減期の5 倍の期間のいずれか長い方)以内に、何らかの目的で治験薬又は治験機器を使用した、過去3 ヵ月(若しくは治験薬の半減期の5 倍の期間のいずれか長い方)以内にAD 又は認知症の他の原因に対する非生物学的治験薬(低分子薬)の投与を受けた、過去6 ヵ月以内にAD 又は認知症の他の原因に対するワクチン以外の治療薬(モノクローナル抗体)の投与を受けた、あるいは過去にAD 又は認知症の他の原因に対するワクチンの接種を受けたことがある。6. 過去1 年以内に他の臨床試験又は臨床ケアへの参加歴があり、本治験への参加で予想される更なる放射線被曝と合わせると各国のガイドライン(例:米国では実効線量50 mSv 超)を上回る。7. 妊娠している、又は授乳中である。8. 臨床的に重要な、消化器、心血管、肝臓、腎臓、血液、新生物、内分泌、AD以外の神経障害、免疫不全、肺又はその他の障害若しくは疾患のエビデンスがある。9. 静脈が反復静脈穿刺に不適である。10. 以下に示すMRI 検査の除外基準に該当する。脳血管疾患の重要なエビデンス(3 箇所以上のラクナ梗塞がある、1 cm3 を超える灌流域梗塞がある、若しくは総合的にFazekas スケール3 に相当する深部白質異常があるのに加え、FLAIR 法シーケンスでいずれかの方向で20 mm 以上の集密的な高信号病変を1つ以上認める)、感染症、占拠性病変、正常圧水頭症、又は中枢神経系(CNS)疾患に関連する他の異常といった、患者の神経学的状態の原因となる可能性のある所見が認められる。MDAD 患者又はAD 認知症患者については、AD と合致する萎縮のエビデンスが認められる場合がある。11. 植込み式心臓ペースメーカー若しくは除細動器、インスリンポンプ、人工内耳、眼内の金属性異物、植込み式神経刺激装置、中枢神経系の動脈瘤クリップ、MRI 検査の保証外とされている他の医療用インプラント等の植込み物がある、又はMRI 検査機器内での閉所恐怖症の既往歴がある。ただし、本治験への参加前1 年以内に撮影した許容可能なMRI 画像を使用する場合は除く。12. 活動性の2019 年新型コロナウイルス感染症(COVID-19)を示唆する徴候若しくは症状がある及び/又はCOVID-19 と確定診断されている、又は過去2 週間以内のポリメラーゼ連鎖反応(PCR)検査でCOVID-19 陽性を示した。これらの被験者は、完全な回復から4 週間が経過し、実施医療機関のガイドラインに従った治験責任(分担)医師による更なる評価を受けるまで登録してはならない。また、各国の診療指針又は実施医療機関によりCOVID-19 感染が除外されている場合を除き、過去4 週間以内にCOVID-19 と診断された人と接触したことが判明している被験者も登録してはならない。健康被験者に関するその他の除外基準:1. MDAD 若しくは認知症の診断基準に適合している、又は過去にこれらの診断を受けたことがある。2. 過去に認知障害又は認知症の薬物療法を受けたことがある。MDAD 患者に関するその他の除外基準:1. AD に起因する認知症の診断基準に適合している。

治験内容

介入研究


主要結果評価方法

タウPETイメージング、アミロイドPETイメージング、MRI


第二結果評価方法

バイタルサイン、心電図、血液生化学

利用する医薬品等

一般名称

florzolotau (18F)


販売名

なし