全身型重症筋無力症の成人を対象としたtolebrutinib(SAR442168)の有効性及び安全性を検討する第III 相、ランダム化、二重盲検、プラセボ対照、並行群間試験

治験

目的

本治験は、標準治療(SoC)を受けている中等度~重度の 全身型重症筋無力症(gMG)の18~85歳の成人被験者を対象とした、tolebrutinibの有効性及び安全性をプラセボと比較検討する多施設共同、ランダム化二重盲検盲検盲検(DB)、プラセボ対照、第III 相試験である。26週間のDB投与期間に実施医療機関への来院が7回あり、その後2年の 非盲検延長(OLE)期間に3か月ごとの来院がある。DB期間中、プラセボに対するtolebrutinibの有効性を臨床評価により評価するが、これには医師の検査又は被験者からの直接フィードバックに基づく尺度、すなわち、患者報告アウトカムを含む。これらの評価は、長期の有効性及び安全性を評価するため、OLE期間中継続する。

基本情報

募集ステータス
募集中

対象疾患

フェーズ3

参加条件

性別

男性・女性


年齢

18歳 以上85歳 以下


選択基準

- 同意説明文書への署名時の年齢が18歳以上85歳以下の被験者

- スクリーニング時点でgMG の診断があり、米国重症筋無力症研究財団(MGFA)の臨床的分類でクラスII、III、又はIV により定義される 重症筋無力症(MG)診断の臨床基準を満たす全身筋力低下を伴い、治験責任(分担)医師が治験期間中に人工呼吸器の必要性がおそらくないと判断する被験者

- スクリーニング時の抗アセチルコリン受容体(AChR)又は抗筋特異的受容体型チロシンキナーゼ(MuSK)自己抗体の血清検査で陽性である 又は

- 抗AChR及び抗MuSK自己抗体の両方の血清反応陰性及び以下の3 つの検査のうち1 つ以上で裏付けられた以前の診断がある

 a)単線維筋電図又は反復神経刺激により示された神経筋伝達異常の既往歴

 b)塩酸エドロホニウム試験陽性の既往歴

 c)治療担当医師による評価で、経口AChEIに対するgMG徴候の改善

- 被験者は、スクリーニング及びDay 1来院時の重症筋無力症-日常生活動作(MG-ADL)スケールのスコアが6以上で、スコアの半分超が眼以外の項目に起因していなければならない


除外基準

以下のいずれかの基準に該当する場合は、治験の組入れ対象から除外する

- MGFA分類クラスI(眼筋型MG)又はクラスV

- スクリーニングから6か月以内の胸腺摘除の既往歴又は治験期間中に胸腺摘除の予定がある

- 感染症の既往歴又は感染症のリスクがある被験者:活動性又は潜在性結核(TB)の既往歴。肝炎を発現又は再発するリスクがある被験者。抗生物質、抗ウイルス薬、又は抗菌薬を用いた治療を必要とする持続的な慢性又は活動性の再発性感染症。スクリーニング来院前4 週間以内の発熱(38℃以上。ただし、治験責任(分担)医師の判断に基づき、短期間及び軽度の耳、鼻、咽喉のウイルス性感染症患者は本治験への組入れ可)。 ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症の既往歴。T リンパ球ワクチン若しくはT 細胞受容体ワクチン、移植(臓器、幹細胞、骨髄移植を含む)及び/又は抗拒絶反応療法の使用歴

- スクリーニング来院前5 年以内の悪性腫瘍(治療が有効であった子宮頸部上皮内癌、適切な治療がされた皮膚の非転移性有棘細胞癌又は基底細胞癌、及び切除又は治療により3 年以上転移性疾患のエビデンスがなく治癒したとみなされる悪性胸腺腫を除く)は除外する

- 過剰出血の可能性がある症状を有する

- スクリーニング時の臨床的に重要な臨床検査値異常(肝障害のエビデンスを含む)または心電図異常

なお、治験への参加には、上記以外にも関連する考慮事項があります。

治験内容

介入研究


主要結果評価方法

1. 二重盲検(DB)期間:重症筋無力症-日常生活動作(MG-ADL)総スコアのベースラインからの変化量[評価期間:Week 26 時点]

MG-ADLは、一般的にMGで影響を受ける8つの徴候又は症状の、日常の機能に対する影響を評価する分類尺度である。各項目は4点尺度で評価され、スコア0は正常、スコア3はその機能を果たす能力の喪失を表す(合計スコアは0~24)

2. 非盲検延長(OLE)期間:有害事象(AE)/重篤な有害事象(SAE)が発現した被験者数[評価期間:Week 26からWeek 130まで]

AEおよびSAEの発現率


第二結果評価方法

1. 定量的重症筋無力症(QMG)総スコアのベースラインからの変化量[評価期間:DB期間は ベースライン、Week 12、Week 26 時点。OLE期間は ベースライン、Week 130 時点]

定量的重症筋無力症検査は、MG 患者の筋力低下を評価する医師報告アウトカム/評価である。QMG 検査は、0~3(3 が最も重度)を範囲とする13 項目で構成されている

2. 重症筋無力症障害指数(MGII)総スコアのベースラインからの変化量[評価期間:DB期間は ベースライン、Week 26 時点。OLE期間は ベースライン、Week 130 時点]

MGII は、MG障害の重症度及び易疲労感の概念に焦点を当てたMG障害の測定法である。6項目の医師による評価項目を伴う22 項目の患者報告質問票である。スコアが高いほど、重症度が高いことを示す

3. 重症筋無力症-生活の質15項目スケール(MG-QoL15)総スコアのベースラインからの変化量[評価期間:DB期間は、ベースライン、Week 26 時点。OLE期間は、ベースライン、Week 130時点]

MG-QoL15 は、被験者が自己報告するMG患者の15 項目のQoL 評価質問票。質問票のドメインは、可動性(9項目)、自覚症状(3項目)、全般的満足度(1項目)及び情緒面の健康観(2項目)を網羅している。各質問への回答は0(全くない)から4(非常に多い)までのスコアが付けられ、スコアが高いほどQoLが悪いことを表す

4. 重症筋無力症-日常生活動作(MG-ADL)総スコアが2 点以上改善(減少)した被験者の割合[評価期間:DB期間は、ベースラインからWeek 26まで。OLE期間は、ベースラインからWeek 130まで]

5. 定量的重症筋無力症(QMG)総スコアが3点以上改善(減少)した被験者の割合[評価期間:DB期間は、ベースラインからWeek 26まで。OLE期間は、ベースラインからWeek 130まで]

6. DB期間:AE/SAEが発現した被験者数[評価期間:ベースラインからWeek 26まで]

7. OLE期間:MG-ADL 総スコアのベースラインからの変化量[評価期間:ベースラインからWeek 130まで]

MG-ADLは、一般的にMGで影響を受ける8つの徴候又は症状の、日常の機能に対する影響を評価する分類尺度である。各項目は4点尺度で評価され、スコア0は正常、スコア3はその機能を果たす能力の喪失を表す(合計スコアは0~24)

8. OLE期間:経口コルチコステロイド(OCS)の連日投与のベースラインからの減少を達成している被験者の割合[評価期間:ベースラインからWeek 130まで]

利用する医薬品等

一般名称

SAR442168(Tolebrutininb)、プラセボ


販売名

なし、なし