進行又は転移性非小細胞肺癌(NSCLC)患者を対象としてfurmonertinibの安全性、薬物動態及び抗腫瘍効果を評価する試験
目的
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参加条件
男性・女性
選択基準
以下の基準を満たす患者を試験に組み入れる。1. 同意書に署名している。2. 同意書への署名時点で年齢が18歳以上である。3. 治験実施計画書を遵守する能力があると治験責任(分担)医師が判断する患者である。4. v1.1に従った測定可能病変を有する患者である。5. Eastern Cooperative Oncology Group(ECOG)performance status(PS)スコアが0又は1である。6. 余命が12週間以上である。7. 以下に規定のとおり、治験薬の投与開始前14日以内の血液学的機能及び臓器機能が十分に保たれている。•好中球絶対数が1500/μL以上•ヘモグロビンが9 g/dL以上•数が100,000/μL以上•総が1.5×基準値上限(ULN)以下又はジルベール症候群が確認されている場合は、3×ULN以下•が2.5 g/dL以上•アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ()及びアラニンアミノトランスフェラーゼ()が2.5×ULN以下。ただし、以下の場合は除く。- 肝臓転移が確認されている患者の場合は、又はが5.0×ULN以下•Cockcroft-Gault式に基づいて推定したクリアランスが30 mL/min以上•国際標準比(INR)が1.5×ULN以下かつ活性化部分トロンボプラスチン時間(aPTT)が1.5×ULN以下8. 妊娠可能な女性(WOCBP)の場合は、以下に定義するように、(異性との性交渉を控える)禁欲生活を続けること又は適切な避妊法を用いることに同意するとともに、卵子提供を控えることに同意している。•妊娠可能な女性とは、初経後の女性のうち、12ヵ月間以上連続して無月経である閉経後状態に達しておらず、(閉経以外の原因が特定されていない場合については)、手術(卵巣、卵管又は子宮の摘出術)又は治験責任(分担)医師が特定する別の原因(例:ミュラー管形成不全)による永久的な不妊状態ではない女性と定義する。妊娠可能に関する定義は、各国のガイドライン又は規制に従うことでもよい。•WOCBPは、投与期間中及びfurmonertinibの最終投与後少なくとも60日間にわたり、禁欲生活を続けるか、又は失敗率が年間1%未満の効果的な避妊法を使用する必要がある。また、WOCBPは、投与期間中及びfurmonertinibの最終投与後少なくとも6ヵ月間にわたり、卵子提供を控える必要がある。•失敗率が年間1%未満の避妊法の例には、両側卵管結紮術、男性の避妊手術、排卵を阻害するホルモン避妊薬、ホルモン放出子宮内避妊器具、銅付加子宮内避妊器具などがある。9. 避妊手術を受けていない男性の場合、以下に定義するように、(異性との性交渉を控える)禁欲生活を続けるか又は適切な避妊法を用いることに同意し、精子提供を控えることにも同意している。•妊娠していない妊娠可能な女性パートナーがいる場合、投与期間中及びfurmonertinibの最終投与後少なくとも60日間にわたり、禁欲生活を続けるか、又は失敗率が年間1%未満となるコンドームと他の方法の併用避妊法を使用する必要がある。•投与期間中及びfurmonertinibの最終投与後少なくとも60日間にわたり、精子提供を控える必要がある。•妊娠中の女性パートナーがいる場合、投与期間中及びfurmonertinibの最終投与後少なくとも60日間にわたり、禁欲生活を続けるか、又はコンドームを使用して胚へのfurmonertinib曝露を避ける必要がある。10. CNS転移の治療歴がある患者又は時に新規の無症候性CNS転移が検出された患者の場合、以下の基準をすべて満たしている必要がある。•CNS外に測定可能病変がある。•頭蓋内出血及び脊髄出血の病歴がない。•CNS転移の治療としてコルチコステロイドの継続的投与が必要でなく、登録の2週間以上前にコルチコステロイド投与が中止され、CNS転移に起因する持続的な症状がない。•Cycle 1のDay 1前7日以内に定位放射線治療を、14日以内に全脳照射療法を受けていない。•CNS指向性治療の終了から時の画像検査までの間に、一時的なCNS病勢進行が確認されていない。•CNS転移及び脊髄圧迫がない(対症療法のための抗痙攣薬又はコルチコステロイドの投与を受けていない又は投与が不要である)。11.根治的手術又はに適していない局所進行又はNSCLCが組織学的又は細胞学的に確認されている。12.腫瘍組織標本を提供することに同意している(パラフィン包埋組織ブロック又は15枚の連続切片スライド)•標本は、直近に収集した利用可能な腫瘍組織から、また、可能な場合には、疾患転移部位から作成することが望ましい。手順については、検査マニュアルを参照。13.少なくとも1種類の利用可能な標準治療後に進行した疾患である、又は標準治療が無効若しくは許容不能である、又は治験薬を用いる試験が標準治療として認められている患者。•少なくとも1種類の利用可能な標準治療後に進行した患者で、承認された標準治療として別の治療選択肢が存在する場合、本試験への参加に対する同意を取得する前に、治験責任(分担)医師はこれらの治療選択肢を提供し、当該治療法のリスク及びベネフィットについて話し合う必要がある。この話し合いについて、患者記録に記録する。14.治験薬(furmonertinib)の初回投与前に実施された最後の全身性抗腫瘍療法中又はそれ以降に画像評価で病勢進行が確認されている。15.オシメルチニブ感受性を示す変異を有する患者の場合、米国を含めて、オシメルチニブが承認されている地域では、試験登録前にオシメルチニブ投与を受けている必要がある。ステージ1用量漸増及びBackfillの選択基準16.エクソン20挿入変異(1つ又は複数のアミノ酸の追加)、HER2エクソン20挿入変異、活性化変異(G719Xなどのエクソン19及びエクソン21変異、エクソン19欠失変異、L858R、L861Q)又は T790M変異の存在を確認するための血液又は腫瘍組織の有効な検査結果が記録されている。17.エクソン20挿入変異又はHER2エクソン20挿入変異を伴うNSCLC患者の場合、(治療中又は治療後に)病勢進行を確認したか、又はによるによる治療に不耐容の患者である。18. エクソン20挿入変異以外の活性化変異を伴うNSCLC患者の場合、-TKI(オシメルチニブ、アファチニブなど)を用いる標準治療中又は治療後に病勢進行を確認した患者である。ステージ21(治療歴のあるエクソン20挿入変異を伴うNSCLC患者)の選択基準19.エクソン20挿入変異(1つ又は複数のアミノ酸の追加)の存在を確認するための血液又は腫瘍組織の有効な検査結果が記録されている。20.(治療中又は治療後に)病勢進行を確認したか、又はによるによる治療に不耐容の患者である。ステージ22(治療歴のあるHER2エクソン20挿入変異を伴うNSCLC患者)の選択基準21.HER2エクソン20挿入変異の存在を確認するための血液又は腫瘍組織の検査で有効な結果が記録されている。22.(治療中又は治療後に)病勢進行を経験したか、又はベースのによる治療に不耐容の患者である。ステージ23(治療歴のあるエクソン20挿入変異以外の活性化変異を伴うNSCLC患者)の選択基準23.活性化変異(G719X、エクソン19欠失、L858R、L861Qなどのエクソン19及びエクソン21の変異)又は T790M変異の存在を確認した血液又は腫瘍組織検査でバリデート済みの結果が文書に記録されている。24. -TKI(オシメルチニブ、アファチニブなど)を用いる標準治療中又は治療後に病勢進行を経験した患者又は-TKI(オシメルチニブ、アファチニブなど)を用いる標準治療に不耐容の患者である。
除外基準
全般的な除外基準以下の基準のいずれかに該当する患者は試験から除外する。1.錠剤を飲み込めない、又は飲む意思がない。2.試験手順及び追跡調査手順を遵守できない。3.吸収不良症候群又は消化管内吸収を妨げるその他の疾患を有する。4.隔週又はそれ以上の頻度でドレナージ治療を繰り返す必要がある胸水、心嚢液貯留又は腹水が認められる。•処置から十分に回復し、血行動態が安定し、症状が改善した患者については、治験依頼者と話し合った上で、胸膜又は腹部留置カテーテルが許容される場合がある。5.以下を含めて、重度の急性又は慢性感染症に罹患している。• コントロール不良な急性感染症及びfurmonertinibの初回投与前2週間以内に全身性治療又は全身性抗菌薬治療を必要とする感染症に罹患している。•ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染又は後天性免疫不全症候群の病歴がある。HIVの感染状態が不明で、HIV検査を受けることに同意しない患者は不適格とする。•時点でB型肝炎表面抗原(HBsAg)陽性又はC型肝炎ウイルス()抗体陽性である患者を含めて、慢性B型肝炎又はC型肝炎に感染している患者は、追加の確定的検査、すなわちB型肝炎ウイルス()DNAの定量的検査(例:2500コピー/mL以下又は500 IU/mL以下)及び RNAの定量的検査(例:検出下限以下)で治療を必要とするB型肝炎又はC型肝炎感染の存在が最終的に除外されるまで不適格とする。6.パンデミック又はエピデミックの状況では、地域若しくは施設内のガイドライン、又は該当する専門家協会(例:米国腫瘍学会又は欧州腫瘍学会)のガイドラインに従って、感染症のを検討する必要がある。7.(ILD)、薬物誘発性ILD、ステロイド療法を必要とする放射線肺炎の病歴がある又はILDが疑われる症状がある。8.以下を含めて、的に重要な心血管機能障害の既往歴又は現病歴がある。• furmonertinibの初回投与前6ヵ月以内の脳卒中又は一過性脳虚血発作の病歴がある。• furmonertinibの初回投与前6ヵ月以内の心筋梗塞の病歴がある。 •ニューヨーク心臓協会クラスIII若しくはクラスIVの心臓疾患、又は投薬治療が必要なうっ血性心不全を有する。•コントロール不良な不整脈、投薬を必要とするの既往歴又は現病歴がある。•冠動脈性心疾患(症候性又は)に罹患している。9.時に実施医療機関の心電図検査装置を用いて3回連続測定した心電図から算出した平均安静時補正QT間隔(QTcF)が470 msecを超える。10.的に重要なQT間隔延長又はその他の不整脈が認められる患者、QT間隔延長のリスクを高める可能性があると治験責任(分担)医師が判断する状態(例:完全左脚ブロック、III度房室ブロック、II度心臓ブロック、PR間隔250 msec超、先天性QT延長症候群、QT延長症候群の家族歴、40歳未満の一親等血縁者における原因不明の突然死、重篤な低カリウム血症、心不全)にある患者、又はQT間隔延長の原因となる可能性がある薬物を現在使用している。11.コントロール不良な高カルシウム血症(イオン化カルシウムが1.5 mmol/L超、カルシウムが12 mg/dL超又は補正カルシウムがULN以上)、又はビスフォスフォネート製剤若しくはデノスマブの継続使用を必要とする症候性高カルシウム血症に罹患している。12.Cycle 1のDay 1前4週間以内に重大な外傷又は大手術を受けた。13.慢性下痢又は短腸症候群を有する患者、胃切除術を含む重要な上部消化器手術を受けた患者、炎症性腸疾患(クローン病又は潰瘍性大腸炎など)又は腸炎(憩室炎を含む)の既往歴を有する。14.その他の疾患、若しくはコントロール不良の肺機能障害、代謝機能障害、身体検査所見、又はfurmonertinibの使用がとなり結果の解釈に影響する可能性がある、又は治療の(例:コントロール不良の高血圧症、出血)リスクを高める可能性がある疾患若しくは状態が合理的に疑われる検査所見を有する。15.抗腫瘍療法として、furmonertinibの投与開始前3週間以内又は5半減期以内(いずれか短い方)に、免疫療法、生物学的療法、若しくは治験薬を用いる治療を受けた患者、又はfurmonertinibの投与開始前2週間以内にを受けた。16.抗腫瘍療法として、furmonertinibの投与開始前4週間以内に(上記のへの緩和的及びCNS転移へのを除く)を受けた。17.furmonertinibの投与開始前2週間以内にへの緩和的を受けた。18.脱毛症又はグレード2以下の末梢神経障害を除いて、グレード1以下まで回復していない過去の抗腫瘍療法に起因する有害事象が認められる。19.前3年以内の他の悪性腫瘍の病歴を有する。ただし、転移又は死亡リスクがごくわずかである患者、又は治癒的結果が期待される治療を受けた患者(適切に治療された子宮頸部上皮内癌、非黒色腫皮膚癌、前立、非、病期Iの子宮癌など)を除く。20.妊娠中の患者、授乳中の患者、又は治験期間中若しくはfurmonertinibの最終投与後60日以内に妊娠を計画している。•妊娠可能な女性(卵管結紮術を受けた女性を含む)は、治験薬の投与開始前14日以内に実施した妊娠検査の結果が陰性でなければならない。21.furmonertinib又は製剤中の他の成分に対するアレルギーが既知である又は疑われる。22.治験薬の初回投与前7日以内に強力なCYP3A4を使用した、又は治験薬の初回投与前21日以内に強力なCYP3A4誘導剤を使用した。23.furmonertinibの初回投与前2週間以内に植物薬(例:癌を適応症とする漢方薬若しくは伝統的漢方薬、又は補助的な抗腫瘍効果を有する漢方薬若しくは伝統的漢方薬)を使用した患者、又は治験期間中に植物薬の使用が予想される。ステージ23(治療歴のあるエクソン20挿入変異以外の活性化変異を伴うNSCLC患者)の除外基準 24. 検査(腫瘍組織又は血液)によりエクソン20挿入変異が確認されているNSCLC患者である。
治験内容
介入研究
DLTを含む有害事象(AE)の発現率及び重症度[重症度は米国国立がん研究所の有害事象共通用語規準第5.0版(NCI CTCAE v5.0)に従って判定する]
利用する医薬品等
furmonertinib
販売名
なし
組織情報
サイネオス・ヘルス・クリニカル株式会社
東京都港区港南1-2-70 品川シーズンテラス27階
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