中等症から重症の成人喘息患者を対象としたamlitelimabの用量設定(TIDE-asthma)

治験

目的

本治験は、並行群間、第II相、国際共同、多施設共同、

盲検対照、用量設定、4群投与試験である。本治験の目的は、から重症の成人喘息患者を対象としたamlitelimabのアドオン治療の有効性、安全性及びを評価することである。治験の詳細には以下が含まれる。- 治験期間(被験者ごと)は、LTS試験に移行しない被験者は最長約76週間、LTS試験に移行する被験者は最長約64週間である。- 投与期間は最長約60週間である。- 規定来院回数は13回である。

基本情報

募集ステータス募集中

対象疾患

フェーズ2

お問い合わせ情報

組織

サノフィ株式会社


メールアドレス

clinical-trials-jp@sanofi.com


電話番号

03-6301-3670

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参加条件

性別

男性・女性


年齢
18歳 以上75歳 以下

選択基準

- 同意説明文書への署名時の年齢が18歳以上75歳以下の被験者- 国際喘息ガイドライン(GINA)定義でのステップ4及び5に基づき、

から重症の喘息であるとの医師の診断を12か月以上受けている- 既存治療として中用量から高用量の吸入コルチコステロイド(ICS)療法(フルチカゾンプロピオン酸エステルを1日当たり500 μg以上[又はICS等価量])を、2剤目の長期管理薬(長時間作用性β刺激薬[LABA]、ロイコトリエン受容体拮抗薬[LTRA]、長時間作用性抗コリン薬[LAMA]、メチルキサンチンなど)との併用で、Visit 1の3か月以上前から投与を受けている被験者 日本に対する注釈:フルチカゾンプロピオン酸エステルの1日当たり400 μg以上[又はICS等価量]の投与を受けている被験者とする- 過去1年間に1件以上の重度の喘息、中用量から高用量のICS療法(1日当たりフルチカゾンプロピオン酸エステル500 μg以上[又はICS等価量])による治療中に下記に定義する喘息が少なくとも1回発現した- Visit 1/時に気管支拡張薬(BD)投与前の努力性肺活量(FVC)の最初の1秒間の努力呼気量(FEV1)が予測正常値の40%超かつ80%未満の被験者時において、5項目からなる喘息コントロール質問票-5(ACQ-5)スコアが1.5超である期間中にalbuterol/サルブタモール又はlevalbuterol/levosalbutamolを投与後、気管支拡張薬(BD)投与後の努力呼気量(FEV)が12%以上かつ200 mL以上の可逆性を示した被験者、又は可逆性試験が記録されており、本選択基準を満たしているとみなすことができる被験者- 来院時の体重が40 kg以上150 kg以下


除外基準

以下のいずれかの基準に該当する場合は、治験の組入れ対象から除外する- 喘息以外の慢性肺疾患- 現喫煙者、若しくは

の6か月以内に禁煙した又はpack-years(1日当たりの喫煙箱数×喫煙年数)が10を超える元喫煙者。の6か月以内の、積極的なあらゆる加熱式たばこ及び/又は大麻の喫煙- 来院前1か月から、緊急治療又は入院に至る喘息の悪化、又は全身性ステロイドによる治療を受ける被験者- 来院時又は期間中に、COVID-19の疑いがある、又は確認された被験者、前4週間以内にCOVID-19感染の既往歴を有する被験者、前3か月以内にCOVID-19に伴って機械的換気又は体外式膜型人工肺(ECMO)を要した既往歴を有する被験者、来院前にCOVID-19に罹患し試験に参加するには十分に回復していない被験者- 感染または上大きな影響を与える感染の既往歴がある- 感染の消失にもかかわらずの日和見又は蠕虫感染、異常な頻度又は長期化する反復性感染の既往を含む、免疫抑制の既往歴、又は重大な現在の免疫抑制の疑いがある場合- 活動性結核結核(TB)又は潜在性TBを有する被験者- あらゆる種類の悪性腫瘍の既往歴(前3年超に切除され治癒した基底細胞癌及び癌並びにを除く)- 固形臓器移植の既往歴- B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)陽性の被験者- 妊娠中または授乳中の被験者- 処方薬又は薬物(アルコールを含む)乱用の既往歴(前2年以内)があり、治験責任(分担)医師が重大と判断した被験者- 抗OX40又は抗OX40リガンド モノクローナル抗体(mAb)(amlitelimabを含む)の使用歴がある被験者- 治験薬、又はその成分に対する過敏症、あるいは治験責任(分担)医師の見解により治験参加にである薬剤アレルギー又は他のアレルギーの被験者

治験内容

介入研究


主要結果評価方法

1. 48週間にわたる重度の喘息増悪イベントの年間発現率[評価期間:ベースラインからWeek 48]重度の喘息増悪イベントの定義は以下のとおり。3日以上のコルチコステロイドの全身投与、又は喘息治療のための経口コルチコステロイド(OCS)の一定用量維持レジメン(3日以上の用量の倍増)を要する喘息悪化、またはコルチコステロイドの全身投与を要する、喘息による入院又は救急外来を受診


第二結果評価方法

1. Week 48時点の気管支拡張薬(BD)投与前のFEV1のベースラインからの変化[評価期間:ベースラインからWeek 48]2. Week 48時点の喘息コントロール質問票-5(ACQ-5)スコアのベースラインからの変化量[評価期間:ベースラインからWeek 48]ACQ-5には喘息症状に関する5つの質問がある。ACQスコアは0(完全なコントロール状態)から6(極めてコントロール不良)の範囲である。スコアが高いほど、喘息コントロール状態が不良であることを示す。3. Week 48時点のAsthma Quality of Life Questionnaire with Standardized Activities(AQLQ (S))Self-Administered Scoreのベースラインからの変化量[評価期間:ベースラインからWeek 48]AQLQ (S)は、機能障害を測定するために、自己実施型患者報告アウトカムとしてデザインされた。総スコアは、1~7の範囲で算出する。スコアが高いほど生活の質が良好であることを示す。4. Week 48時点の気管支拡張薬(BD)投与後の最初の1秒間の努力呼気量(FEV1)のベースラインからの変化量[評価期間:ベースラインからWeek 48]5. ベースラインからWeek 48までの予測FEV1率(%)の変化量(BD投与前及びBD投与後)[評価期間:ベースラインからWeek 48]6. Week 2、4、8、12、24、36及び60のACQ-5スコアのベースラインからの変化量[評価期間:ベースラインからWeek 2、4、8、12、24、36及び60]ACQ-5には喘息症状に関する5つの質問がある。ACQスコアは0(完全なコントロール状態)から6(極めてコントロール不良)の範囲である。スコアが高いほど、喘息コントロール状態が不良であることを示す。7. 重度の喘息増悪イベントの初回発現までの時間[評価期間:ベースラインからWeek 48]重度の喘息増悪イベントの定義は以下のとおり。3日以上のコルチコステロイドの全身投与、又は喘息治療のための経口コルチコステロイド(OCS)の一定用量維持レジメン(3日以上の用量の倍増)を要する喘息悪化、またはコルチコステロイドの全身投与を要する、喘息による入院又は救急外来を受診。8. BD投与前及びBD投与後のFEV1のベースラインからの変化量[評価期間:ベースラインからWeek 2、4、8、12、24、36及び60]9. 最大呼気流量(PEF)及び努力呼気流量(FEF)25%~75%のベースラインからの変化量[評価期間:ベースラインからWeek 4、12、24、36、48及び60]10. 努力性肺活量(FVC)のベースラインからの変化量[評価期間:ベースラインからWeek 4、12、24、36、48及び60]11. Week 2、4、8、12、16、24、36、48及び60のFeNOのベースラインからの変化量[評価期間:ベースラインからWeek 2、4、8、12、24、36、48及び60]12. 投与期間中における48週間の喘息コントロール喪失(LOAC)イベントの年間発現率[評価期間:ベースラインからWeek 48]LOACイベントは以下の基準の1つ又は複数で定義される。- 2日間連続で朝のPEFがベースラインから30%以上の減少- 2日間連続で短時間作用性ベータ2刺激薬(SABA)の喘息発作治療薬の6回以上の追加吸入、又は24時間における低用量吸入コルチコステロイド(ICS)/ホルモテロールの4回以上の追加吸入(ベースラインと比較して)- Visit 2の用量の4倍以上のICS増量13. 初回LOACイベント発現までの時間[評価期間:ベースラインからWeek 48]LOACイベントは以下の基準の1つ又は複数で定義される。- 2日間連続で朝のPEFがベースラインから30%以上の減少- 2日間連続で短時間作用性ベータ2刺激薬(SABA)の喘息発作治療薬の6回以上の追加吸入、又は24時間における低用量ICS/ホルモテロールの4回以上の追加吸入(ベースラインと比較して)- Visit 2の用量の4倍以上のICS増量14. Week 2、4、8、12、24、36、48及び60の、日中の喘息症状日誌(ADSD)7項目の毎日の朝のスコア及び夜間の喘息症状日誌(ANSD)7項目の毎日の晩のスコアのベースラインからの変化量[評価期間:ベースラインからWeek 2、4、8、12、24、36、48及び60]ADSD及びANSDは、喘息症状を測定するようデザインされている。ADSD及びANSDはいずれも、0から10の範囲のスコアで算出され、スコアが高いほど症状が不良であることを示す。15. 48週間の投与期間中に入院又は救急外来若しくは緊急での処置を目的とした受診を要する重度の喘息増悪イベントの年間発現率[評価期間:ベースラインからWeek 48]16. Week 2、4、8、12、24、36、48及び60の症状軽減のためのSABA又は低用量ICS/ホルモテロールの1日当たりの吸入数のベースラインからの変化量[評価期間:ベースラインからWeek 2、4、8、12、24、36、48及び60]17. 治験中を通して測定した血清中amlitelimab濃度[評価期間:ベースラインからWeek 60]18. 抗amlitelimab抗体陽性反応の発現率[評価期間:ベースラインからWeek 60]19. 局所反応、特に注目すべき有害事象(AESI)、重篤な有害事象(SAE)を含む、治験薬投与下で発現した有害事象(TEAE)を発現した被験者の割合(%)[評価期間:ベースラインからWeek 60]20. 投与期間中の臨床的に重要な可能性がある臨床検査、バイタルサイン、及び心電図の異常の発現率[評価期間:ベースラインからWeek 60]21. Week 2、4、8、12、24、36、48及び60のAsthma Quality of Life Questionnaire with Standardized Activities(AQLQ(S))Self-Administered Scoreのベースラインからの変化量[評価期間:ベースラインからWeek 2、4、8、12、24、36、48及び60]AQLQ (S)は、機能障害を測定するために自己実施型患者報告アウトカムとしてデザインされた。総スコアは、1~7の範囲で算出する。スコアが高いほど生活の質が良好であることを示す。22. Week 2、4、8、12、24、36、48及び60のSt. George's Respiratory Questionnaire(SGRQ)のベースラインからの変化量[評価期間:ベースラインからWeek 2、4、8、12、24、36、48及び60]SGRQは、慢性気流制限を有する成人被験者の健康状態を測定及び定量化するために設計された質問票。総スコアの範囲は0~100点で、スコアが低いほど生活の質(QoL)が良好であることを示す。23. Week 48のSGRQ総スコアで4点以上ベースラインから減少した被験者の割合[評価期間:ベースラインからWeek 48]SGRQは、慢性気流制限を有する成人被験者の健康状態を測定及び定量化するために設計された質問票。総スコアの範囲は0~100点で、スコアが低いほど生活の質(QoL)が良好であることを示す。24. Week 2、4、8、12、24、36、48及び60のACQ-6及びACQ-7スコアのベースラインからの変化量[評価期間:ベースラインからWeek 2、4、8、12、24、36、48及び60]ACQ-6 は、6つの自己評価質問で構成されるバリデート済みの喘息評価ツールで、全体的な尺度範囲は、0(完全なコントロール状態)から6(極めてコントロール不良)まである。 ACQ-7 は、6つの自己評価質問で構成されるバリデート済みの喘息評価ツールで、全体的なスケールの範囲は、0(完全なコントロール状態)から6(極めてコントロール不良)まである。

利用する医薬品等

一般名称

Amlitelimab(SAR445229)、プラセボ(SAR445229)


販売名

なし、なし

組織情報

実施責任組織

サノフィ株式会社


住所

東京都新宿区西新宿三丁目20番2号 東京オペラシティタワー

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