好酸球性の表現型を伴う中等症から重症の活動期の潰瘍性大腸炎の18 歳以上の患者を対象としたデュピルマブ投与の有効性及び安全性をプラセボと比較検討する試験
目的
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サノフィ株式会社
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03-6301-3670
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参加条件
男性・女性
選択基準
- 同意説明文書(ICF)への署名時の年齢が18 歳以上の患者- 時に増多のエビデンスがある- から重症の活動期のUC。のmodified Mayo スコア5~9(境界値を含む)と定義し、実施医療機関及び中央検査機関でビデオ内視鏡検査を同時に読影し判定されたMayo 内視鏡サブスコアを用いる- 実施医療機関及び中央検査機関でビデオ内視鏡検査を同時に読影し判定するMayoスコア構成要素の評価において、内視鏡検査で内視鏡サブスコア2 以上である- Mayo スコア構成要素の評価により判断する、の直腸出血サブスコア1 以上、及びの排便回数スコア1 以上である- UC に対する標準的な生物学的治療で、効果不十分/無効、効果消失が認められた、又は不耐である患者及び/又は以下の治療のうち1 つ以上に対して、効果不十分又は無効、効果消失を示した、又は不耐である:経口コルチコステロイド(20 mg/日以下)、5-ASA 化合物、、低分子薬
除外基準
以下のいずれかの基準に該当する場合は、治験の組入れ対象から除外する- 以下により証拠付けられる重度の広範囲の大腸炎: - - 現在の入院 - - 来院の12 週間以内に、UC 治療のため手術を要する可能性がある- 直腸のみ又は大腸の20 cm 未満に限局したUC- 回腸嚢、オストミー、ストーマ又は瘻孔の存在又は瘻孔の既往歴がある- の消化管出血、腹膜炎、腸閉塞、又は外科的ドレナージを要する腹腔内若しくは膵膿瘍に対する手術を要する、若しくは前2 か月以内に手術を要する、又は治験薬投与によるベネフィットの評価と交絡する可能性がある他の状態にある- 好酸球性大腸炎の既往歴がある。- 腹部膿瘍、劇症疾患、又は中毒性巨大結腸を有する患者- 腸管不全又は短腸症候群を有する患者- 閉塞を引き起こすことになる狭窄のエビデンスが客観的な放射線学的検査又は内視鏡検査によって確認された、症候性の大腸又は小腸閉塞の存在(バリウムを用いた放射線学的検査での大腸又は小腸の狭窄部近位の拡張、又は内視鏡検査で狭窄部を通過できない)- 疾患に対する治験薬の効果の適切な評価を妨げるような広範囲の大腸切除(残存する大腸が30 cm 未満など)の既往歴- 大腸粘膜異形成の既往歴若しくは切除されていない大腸腺腫性ポリープの存在、又は来院時の大腸内視鏡検査中の切除されていない大腸粘膜異形成若しくは大腸腺腫性ポリープの存在- 年齢にかかわらず、広範囲の大腸炎が8 年以上又は左側大腸(すなわち、脾湾曲部遠位)の疾患が10 年超ある被験者の場合、異形成の調査のため来院から1 年以内に大腸内視鏡検査を実施する必要がある。で特定された異形成又は癌を有する患者は除外する。- 非定型的大腸炎、顕微鏡的大腸炎、虚血性大腸炎、若しくはクローン病の診断、又はクローン病を示唆する所見
治験内容
介入研究
1. Week 24 時点で臨床的寛解状態にある被験者の割合[評価期間:Week 24]modified Mayo スコアによる臨床的寛解は、modified Mayo スコア2以下で排便回数スコア1 以下、直腸出血スコア=0、かつMayo 内視鏡サブスコア1 以下で脆弱なしと定義する。modified Mayo スコアは、直腸出血及び排便回数の患者報告サブスコア、Mayo内視鏡サブスコアの3つのサブスコアで構成される。 各サブスコアの範囲は0~3で、スコアが高いほど疾患の重症度が高いことを示す。総modified Mayo スコアの範囲は0~9で、スコアが高いほど疾患の重症度が高いことを示す。
1. Week 8、Week 24 及びWeek 52 時点で、modified Mayo スコアにより臨床的奏効を達成した被験者の割合[評価期間:Week 8、Week 24 及びWeek 52]modified Mayo スコアによる臨床的奏効は、modified Mayo スコアのベースラインから2点以上の減少でベースラインから30%以上の減少、かつ直腸出血サブスコア1以上減少、又は絶対直腸出血サブスコア0又は1と定義する。modified Mayo スコアについては、主たる評価項目欄参照。2. Week 8 及びWeek 52 時点で、modified Mayo スコアにより臨床的寛解状態にある被験者の割合[評価期間:Week 8及びWeek 52]modified Mayo スコアによる臨床的寛解は、modified Mayo スコア2 以下で排便回数スコア1 以下、直腸出血スコア=0、かつMayo 内視鏡サブスコア1 以下で脆弱なしと定義する。modified Mayo スコアについては、主たる評価項目欄参照。3. 経時的な症候性の寛解状態にある被験者の割合[評価期間:ベースラインからWeek 52まで]症候性の寛解は、Mayo 排便回数スコア=0、又はMayo 排便回数スコア=1 でベースラインから1点以上減少、かつMayo 直腸出血スコア=0 と定義する。4. Week 8、Week 24 及びWeek 52 時点で組織学的・内視鏡的治癒を達成している被験者の割合[評価期間:Week 8、Week 24 及びWeek 52]組織学的・内視鏡的治癒は、Mayo 内視鏡サブスコア0又は1かつ組織学的治癒(Geboes スコア2未満)と定義する。Mayo 内視鏡サブスコアの範囲は0~3で、スコアが高いほど疾患の重症度が高いことを示す。Geboes インデックススコアは、炎症を以下の6つのグレードに分類する。Grade 0 - 構造変化のみ、Grade 1 - 慢性炎症、Grade 2 - 粘膜固有層の好中球、Grade 3 - 上皮の好中球、Grade 4 - 陰窩破壊、及びGrade 5 - びらん又は潰瘍。5. Week 8、Week 24 及びWeek 52 時点でMayo 内視鏡サブスコア0 又は1 で、脆弱なしの被験者の割合[評価期間:Week 8、Week 24 及びWeek 52]Mayo 内視鏡サブスコアの範囲は0~3で、スコアが高いほど疾患の重症度が高いことを示す。"6. Week 8、Week 24 及びWeek 52 時点のMayo 内視鏡サブスコア0 の被験者の割合[評価期間:Week 8、Week 24 及びWeek 52]Mayo 内視鏡サブスコアの範囲は0~3で、スコアが高いほど疾患の重症度が高いことを示す。7. Week 8、Week 24 及びWeek 52 時点の部分Mayo スコアのベースラインからの変化量[評価期間:ベースラインからWeek 8、Week 24 及びWeek 52]部分Mayo スコアは、直腸出血及び排便回数の患者報告サブスコア、医師による全般的評価(PGA)サブスコアの3つのサブスコアで構成される。各サブスコアの範囲は0~3で、スコアが高いほど疾患の重症度が高いことを示す。部分 Mayo スコアの範囲は0~9で、スコアが高いほど疾患の重症度が高いことを示す。8. Week 52 前に4 週間以上経口コルチコステロイド(OCS)の併用投与を受けておらずWeek 52 時点で臨床的寛解状態にある被験者の割合[評価期間:ベースラインからWeek 52まで]modified Mayo スコアによる臨床的寛解は、modified Mayo スコア2以下で排便回数スコア1以下、直腸出血スコア=0、かつMayo 内視鏡サブスコア1以下で脆弱なしと定義する。modified Mayo スコアについては、主たる評価項目参照。9. ベースライン時点で経口コルチコステロイド(OCS)投与を受けている被験者のうち、Week 52 前に4週間以上OCS の併用投与を受けておらずWeek 52 時点で臨床的寛解状態にある被験者の割合[評価期間:ベースラインからWeek 52まで]臨床的寛解及びmodified Mayo スコアについては、副次的な評価項目8.参照。10. Week 8、Week 24 及びWeek 52 時点の腹痛の数値評価尺度(NRS)により評価した腹痛のベースラインからの変化量[評価期間:ベースラインからWeek 8、Week 24 及びWeek 52]腹痛 NRS は、被験者が日常における腹痛の最悪の重症度を報告するために用いる単一項目PRO ツールです。0 を「痛みなし」、10 を「想像できる最大の痛み」とする。11. 治験薬投与下で発現した有害事象(TEAE)又は重篤な有害事象(SAE)の発現割合[評価期間:ベースラインからWeek 64まで]12. 経時的な血清中デュピルマブ濃度[評価期間:ベースラインからWeek 52まで]13. 治験薬投与下で発現したデュピルマブに対する抗薬物抗体(ADA)の発現頻度[評価期間:ベースラインからWeek 64まで]14. Week 24 及びWeek 52 時点の2 型炎症トランスクリプトームシグネチャーにおけるNormalized Enrichment Score(NES)のベースライン(スクリーニング来院)からの変化量[評価期間:ベースラインからWeek 24 及びWeek 52]NESは、分子表現型を定義する特定の遺伝子セットの発現の要約スコアである。
利用する医薬品等
デュピルマブ(遺伝子組換え)、プラセボ
販売名
なし、なし
組織情報
サノフィ株式会社
東京都新宿区西新宿三丁目20番2号 東京オペラシティタワー
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- ・中等症から重症の活動期の潰瘍性大腸炎患者を対象とするグセルクマブとゴリムマブの導入療法及び維持療法の併用療法の有効性及び安全性を評価する、第IIb相、ランダム化、二重盲検、実薬・プラセボ対照、並行群間、多施設共同試験