企業治験
治療歴のあるがん患者に対する新薬ASP3082の第1段階試験
目的
ASP3082という新しい治療薬が、がんの一種であるKRAS G12D変異陽性の患者さんに効果があるかどうかを調べるための、初めての試験を行います。治療歴のある患者さんを対象に、がんの進行具合によらず、治療の安全性や有効性を調べます。
対象疾患
参加条件
この治験に参加するための条件は、18歳以上の男性・女性で、がんの治療に標準治療が効かない場合や既承認の治療を受けたくない場合に限られます。また、治験薬を投与する前に腫瘍検体を提供することに同意し、治験期間中は他の治療に参加しないことに同意する必要があります。ただし、活動性のCNS転移や心臓疾患、過去の抗腫瘍療法の最終投与から21日以上経過していない場合など、一部の条件を満たさない場合は参加できません。女性の場合は妊娠していないことが確認されていることや、治験期間中に授乳を行わないことに同意する必要があります。男性の場合は、治験期間中に精子提供をしないことに同意する必要があります。
治験内容
この治験は、固形がんを対象として行われます。フェーズ1と呼ばれる段階で、治療薬の安全性や副作用などを調べるために、様々な検査や観察が行われます。主要な評価方法には、用量制限毒性や有害事象、重篤な有害事象、臨床検査値、心電図、バイタルサイン、身体所見、ECOG performance statusスコアがあります。また、第二の評価方法には、治療効果や薬物の動きに関する検査が含まれます。治験に参加する患者さんは、治療薬の安全性や効果を調べるために、様々な検査や観察を受けることになります。
AI 要約前の参加条件
介入研究
主要結果評価方法
- 用量制限毒性(DLT)
- 有害事象(AEs)
- 重篤な有害事象(SAEs)
- 臨床検査値
- 標準12誘導心電図
- バイタルサイン
- 身体所見
- ECOG performance statusスコア
第二結果評価方法
- RECIST v1.1 に基づく客観的奏効率(ORR)
- RECIST v1.1 に基づく奏効期間(DOR)
- RECIST v1.1 に基づく病勢コントロール率(DCR)
- 血漿中ASP3082 の薬物動態(PK)パラメータ:濃度時間曲線下面積(AUC),最高濃度(Cmax),反復投与時の投与直前の濃度(Ctrough),最高血中濃度到達時間(tmax)
- 腫瘍検体中のKRAS G12Dレベルの変化
治験フェーズ
フェーズ1: 健康な成人が対象
利用する医薬品等
一般名称
ASP3082、セツキシマブ(遺伝子組み換え) / Cetuximab (genetical recombination)
販売名
なし(Not Applicable)、該当なし(海外製剤を使用)/ Not Applicable (drug imported abroad)
実施組織
アステラス製薬株式会社
東京都中央区日本橋本町2-5-1
同じ対象疾患の治験
- 進行性固形がん患者に対する新薬の安全性と効果の評価に関する治験(第1相試験)
- 進行性非小細胞肺がん患者および他の固形がん患者を対象とした高選択性ROS1 阻害薬NVL-520 の第I/II 相試験(ARROS-1)
- ONO-4538HSC-01:進行性又は転移性固形がんに対する新薬ONO-4538HSCの第Ⅰ相試験
- CLDN18.2陽性の固形がん患者を対象とした新薬の第1段階試験
- KRAS G12C変異陽性のがん患者を対象とするD-1553の試験
- PRIMROSE試験:進行性・転移性MTAP欠損固形がん患者に対する、AZD3470(MTA協同的PRMT5阻害薬)の単独療法と抗がん剤併用療法の効果を評価する臨床試験
お医者さまへ
治験の詳細を確認し、患者の方に合致しているかを診断してください
ご確認後、連絡が適切だと判断された場合は上記のお問い合わせ情報から担当の方にご連絡ください
治験を募集している方ですか?
Kibou は治験の募集・情報提供をすることを目的としたプラットフォームです。 治験情報の提供や、被験者の募集について詳しい資料の請求はお問い合わせフォームからお問い合わせください。