この治験は、中等症から重症の成人喘息患者を対象に、新しい薬SAR443765の効果、安全性、耐用性を調べるための試験です。ランダム化、二重盲検、プラセボ対照、並行群間比較、用量設定試験が行われます。
男性・女性
18歳以上
80歳以下
この治験は、喘息の治療について研究するものです。治験のタイプは「介入研究」で、フェーズ2になります。治験の目的は、喘息の症状を改善することです。治験の評価方法は、喘息の増悪イベントの年間発現率や、気管支拡張薬の効果、喘息のコントロール状態などを測定します。治験薬によって、副作用が発生する可能性があるため、治験期間中に発生した有害事象も評価します。
介入研究
1. 喘息増悪イベントの年間発現率
[評価期間:ベースラインからWeek 48まで]
1. 気管支拡張薬(BD)投与前の努力肺活量の最初の1秒間の努力呼気量(FEV1)のベースラインからの変化量
[評価期間:ベースラインからWeek 48まで]
2. BD投与後のFEV1のベースラインからの変化量
[評価期間:ベースラインからWeek 48まで]
3. ベースラインからの予測FEV1率(%)の変化量(BD投与前及びBD投与後)
[評価期間:ベースラインからWeek 48まで]
4. ACQ-5スコアが0.5ポイント以上減少した被験者の割合
[評価期間:ベースラインからWeek 48まで]
ACQ-5は症状を評価する喘息コントロールの質問票である。スコアが低くなるほど喘息コントロールが良好であることを示す。
5. ACQ-5スコアのベースラインからの変化量
[評価期間:ベースラインからWeek 48まで]
6. 呼気中一酸化窒素(FeNO)のベースラインからの変化量
[評価期間:ベースラインからWeek 48まで]
7. 初回喘息増悪までの時間
[評価期間:ベースラインからWeek 48まで]
8. 喘息コントロール喪失の事象(LOAC)イベントの年間発現率
[評価期間:ベースラインからWeek 48まで]
9. 初回LOACイベントまでの時間
[評価期間:ベースラインからWeek 48まで]
10. 入院又は救急外来若しくは緊急での処置を目的とした受診を要する重度の喘息増悪イベントの年間発現率
[評価期間:ベースラインからWeek 48まで]
11. 症状緩和のための短時間作用性beta 2刺激薬(SABA)又は低用量ICS/ホルモテロールの平均吸入回数/日
[評価期間:ベースラインからWeek 48まで]
12. St. George's Respiratory Questionnaire(SGRQ)スコアのベースラインからの変化量
[評価期間:ベースラインからWeek 48まで]
閉塞性気道疾患患者の全般的健康、日常生活及び健康状態への影響の測定用にデザインされた疾患特異的な尺度である。スコアの範囲は0~100点であり、スコアが高いほど障害が多くなる。
13. Asthma Quality of Life Questionnaire Standardized(AQLQ[S])スコアのベースラインからの変化量
[評価期間:ベースラインからWeek 48まで]
14. ACQスコアのベースラインからの変化量
[評価期間:ベースラインからWeek 48まで]
15. 血清中SAR443765濃度
[評価期間:ベースラインからWeek 48まで]
16. SAR443765に対する抗薬物抗体(ADA)
[評価期間:ベースラインからWeek 48まで]
17. 局所反応、特に注目すべき有害事象(AESI)、重篤な有害事象を含む、治験薬投与下で発現した有害事象(TEAE)を発現した被験者の割合
[評価期間:ベースラインからWeek 48まで]
フェーズ2: 少数の軽度な患者さんが対象
SAR443765、プラセボ
なし、なし
サノフィ株式会社
東京都新宿区西新宿三丁目20番2号 東京オペラシティタワー
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