活動性全身性エリテマトーデス成人患者を対象としたnipocalimabの多施設共同,ランダム化,二重盲検,プラセボ対照,並行群間試験

治験

目的

試験の目的は、活動性全身性エリテマトーデス(SLE)被験者におけるnipocalimabとプラセボの有効性を評価することである.

基本情報

募集ステータス
募集中


フェーズ2

参加条件

性別

男性・女性


年齢

18歳 以上65歳 以下


選択基準

スクリーニング来院前6 カ月以上及びSystemic Lupus International Collaborating Clinics(SLICC)-2012 分類基準に従ったSLE の臨床診断を有する:少なくとも4 つの基準を満たし,1 つ以上の臨床基準及び1 つの免疫学的基準を満たす者。

スクリーニング時にBILAG(British Isles Lupus Assessment Group) カテゴリーA が1 項目以上,及び/又はカテゴリーB が2項目以上認められる者。

スクリーニング来院時,全身性エリテマトーデス疾患活動指数2000(SLEDAI-2K)スコアが6 点以上と定義される中等度以上の活動性SLE を有する者。また,ランダム化前のWeek 0 に認められる臨床特性のSLEDAI-2K スコア(頭痛及び臨床検査値異常を除くSLEDAI-2K スコア)が4 点以上である者。

スクリーニング時,Week 0,又はその両時点で,CLASI (皮膚エリテマトーデス疾患領域重症度指数)活動性スコア(びまん性非炎症性脱毛症を除く)が6 点以上,又は疼痛及び炎症の徴候を有する関節(活動性関節)数が4 カ所以上である者。

スクリーニング時に,抗核抗体(ANA)(>=1:80)及び/又は抗二本鎖デオキシリボ核酸(dsDNA )抗体(>=75 IU/mL)及び/又は抗Smith 抗体(>120 AU/mL)のいずれかが,自己抗体検査で少なくとも1 回陽性であった者。

ー治験実施計画書で認められている以下の全身性の標準治療を1 剤以上使用している者。

ー治験薬の初回投与前に、以下のうち1種類以上の治験実施計画書で許可された全身性の標準治療を一定の用量で受けていなければならない:経口グルココルチコイド、抗マラリア薬、又は最大2種類の免疫調節薬


除外基準

活動性ループス腎炎(LN) を除く,重度,進行性,又はコントロール不良の併存腎疾患又は腎疾患の既往。治験依頼者(又は被指名者)の判断による重度の活動性LN を有する者。

ーSLE の不安定な,又は進行性の症状が認められ,治験実施計画書で許容されている標準治療を逸脱した治療が必要となる可能性がある者。

ー有効性の評価に影響を与えるおそれがあるその他の炎症性疾患がある者

スクリーニング前8 週間以内に、抗感染症薬の非経口投与、重度の日和見感染症にり患している方、及び/又は入院した者

ー治験薬の初回投与前3ヵ月以内にB細胞を標的とする薬剤を1剤投与された者

治験内容

介入研究


主要結果評価方法

Week 24 で全身性エリテマトーデス(SLE )Responder Index(SRI-4)composite response を達成した被験者の割合。

Week24

SLE SRI-4 composite response はSLE疾患活動性指数が4ポイント以上改善したこと2000(SLEDAI-2 K)、 British Isles Lupus Assessment Group(BILAG)で悪化が認められなかったこと、Physician's Global Assessment of Disease Activity Score(PGA)で悪化が認められなかったこと、及び治験治療無効化基準を満たさなかったことからなる。


第二結果評価方法

―ベースライン時に活動性の皮膚粘膜ループス症状(Cutaneous Lupus Erythematosus Disease Area and Severity Index(CLASI) 活動性スコア6点以上)がみられた被験者において,Week 24 でCLASI 活動性スコアの50%以上低下を達成した被験者の割合

Week24

ベースライン時にCLASI活動性スコアが6以上であった被験者において、 Week24にCLASI活動性スコアの50%以上の改善を達成した被験者の割合を報告する。皮膚ループス疾患活動性及び重症度はCLASIにより測定する。CLASIは、全身性病変の有無にかかわらず、皮膚エリテマトーデス患者の疾患活動性及び皮膚に生じた損傷を評価するための評価尺度である。CLASIは2つのスコアで構成される;1つ目は疾患の活動性を要約し、2つ目は疾患によって引き起こされた損傷の尺度である。

―ベースライン時に関節炎(ベースライン時に4つ以上の活動性関節を有する)を有し、 Week 24時点で活動性関節数が50%以上減少した被験者の割合

Week24

ベースライン時に関節炎(ベースライン時に4関節以上の活動性関節炎)を有し、Week24時に活動性関節の50%以上の減少を達成した被験者の割合を報告する。

―SLE疾患活動性指数2000(SLEDAI-2 K)が4ポイント以上改善した被験者のWeek24での割合

Week24

SLEDAI-2 Kが4ポイント以上改善した被験者の割合を報告する。SLEDAI-2 Kは確立され、バリデートされたSLE活動性指数である。これは、9種類の臓器系における重みづけのされた臨床所見24項目で構成されており、来院時又は過去30日間におけるSLE被験者の疾患活動性を測定する。来院時又は過去30日以内に症状を有している場合、医師が評価することによってスコア化され、重症度が高いほどスコアが高く、合計0~105点のSLEDAI-2 Kスコアを算出し、スコアが高いほど疾患活動性が高いことを示す。

―Week 24 でBritish Isles Lupus AssessmentGroup(BILAG)Composite Lupus Assessment

(BICLA)response を達成した被験者の割合。

Week24

Week24にBICLA反応(ベースラインと比較してSLEDAI-2 K又はPGAの悪化を伴わないBILAG-2004疾患活動性の改善)を達成した被験者の割合を報告する。

―Week 24以前の初回flare までの期間

Week24まで

week24までの最初の再燃までの期間。再燃は1つ以上の新規BILAG Aスコア又は2つ以上の新規BILAG Bスコアと定義する。

―Week 52でSRI-4 composite response を達成した被験者の割合。

Week52

Week52にSRI-4 composite responseを達成した被験者の割合を報告する。

―ベースラインで10 mg/日以上のprednisone又は同等量を投与され、投与Week6~16のグルココルチコイド(GC)漸減目標(投与week16~7.5 mg/日以下のプレドニゾン又は同等量)を達成し、かつ投与week24までその減量を維持した被験者の割合

Week24まで

ベースラインでprednisone換算10 mg/日以上を投与されており、Week 6~16のGC漸減目標(Week 16でprednisone換算7.5 mg/日以下)を達成し、その減少をWeek 24まで維持した被験者の割合を報告する。

―Week58までに治験薬投与後に発現した有害事象(TEAE)が認められた被験者の割合

Week58まで

有害事象(AE)とは、治験中に医薬品(治験薬を含む)が投与された被験者に生じた、あらゆる好ましくない医療上のできごとをいう。有害事象は必ずしも原薬・生物学的製剤の投与との因果関係が認められるもののみを指すわけではない。TEAEは治験薬の初回投与日以降に発現又は悪化したAEと定義する。

―Week 58 までに,治験薬投与後に発現した重篤な有害事象(SAE)が認められた被験者の割合

Week58まで

重篤な有害事象とは、投与量を問わず死に至るもの、生命を脅かすもの、入院又は入院期間の延長が必要となるもの、永続的又は顕著な障害・機能不全に陥るもの、先天異常・先天性欠損を来すもの、医薬品を介する感染因子伝播の疑いがあるものなど、あらゆる好ましくない医療上のできごとをいう。治験薬投与後に発現した重篤な有害事象とは、治験薬の初回投与日以降に発現又は悪化した重篤な有害事象と定義する。

―Week 58 までに,治験薬投与後に発現した特に注目すべき有害事象(AESI)が認められた被験者の割合。

Week58まで

特に注目すべき有害事象が認められた被験者の割合を報告する。重度の感染症、静脈内投与による抗感染症又は手術/侵襲的介入を必要とする感染症、アルブミンが20 g/L未満(2.0 g/dL未満)の低アルブミン血症はAESIとみなす。

ーWeek 58 までに,投与中止に至った治験薬投与後に発現したAE が認められた被験者の割合。

Week58まで

治験薬の投与中止に至った有害事象が認められた被験者の割合を報告する。

ー臨床検査値がベースラインからの経時的に変化した被験者数。

Week58まで

臨床検査値がベースラインからの経時的に変化した被験者数(血液学的検査、血液生化学的検査、尿検査及び脂質プロファイル)を報告する

ーバイタルサインパラメーターのベースラインからの経時的に変化した被験者数。

Week58まで

バイタルサインパラメーター(体温、脈拍数/心拍数、呼吸数、血圧)のベースラインからの経時的に変化した被験者数。

ーnipocalimabの血清中濃度推移

Week58まで

治験薬の投与を受けた被験者における血清中nipocalimab濃度の推移を報告する。

ーnipocalimabに対する抗体(抗薬物抗体[ADAs]及び中和抗体[Nabs])を有する被験者数

Week58まで

治験薬の投与を受けている被験者のうち、抗nipocalimab抗体(ADAs及びNab)を有する被験者の数を報告する。

利用する医薬品等

一般名称

Nipocalimab、プラセボ


販売名

なし、なし