幹細胞移植非適応の未治療マントル細胞リンパ腫患者を対象としたザヌブルチニブ(BGB-3111)+リツキシマブ併用療法とベンダムスチン+リツキシマブ併用療法を比較する第III相無作為化非盲検多施設共同試験

治験

目的

主要目的及び副次的目的として、ザヌブルチニブ(別名:BGB-3111)+リツキシマブ併用療法後ザヌブルチニブ単剤投与と、ベンダムスチン+リツキシマブ併用療法後無治療経過観察を比較する。

基本情報

募集ステータス
募集中断


フェーズ3

参加条件

性別

男性・女性


年齢

60歳 以上上限なし


選択基準

1. 同意取得時に70歳以上、又は、

60歳以上70歳未満で自家幹細胞移植が困難な合併症(次のうち少なくとも1つを含む)がある。

a. 左室駆出率が45%以下

b. 一酸化炭素肺拡散能(DLCO)が予測値の60%以下

c. クレアチニンクリアランスが30 mL/分以上70 mL/分未満(Cockcroft-Gault式による推定値の場合は、核医学検査又は24時間蓄尿検査で確認する)

d. 米国東海岸臨床腫瘍研究グループ(Eastern Cooperative Oncology Group:ECOG)パフォーマンスステータスが2で、高用量療法並びに幹細胞移植に対する許容できない毒性リスクがある

e. 累積疾患評価尺度(Cumulative Illness Rating Scale:CIRS)総スコアが6超(付録 9)

2. サイクリンD1陽性及び/又はt(11;14)が認められるなど、「造血器・リンパ系腫瘍のWHO分類2016」(Swerdlow et al, 2016)に基づいて組織学的にMCLと確定診断されている。

3. MCLに対する全身療法歴がない。

4. 測定可能病変が存在する(最大径1.5 cm超のリンパ節病変が1つ以上、又は最大径1 cm超の節外病変が1つ以上と定義)。

5. MCLの診断を確認する保存組織検体が入手可能であるか、新たな腫瘍生検生検生検を受ける意思がある。

6. ECOGパフォーマンスステータスが0、1又は2。

7. 余命3ヵ月以上。

8. 以下に定義する十分な臓器機能を有している。

a. 好中球絶対数(ANC)が750/mm3超(7日以内に造血因子製剤の投与を受けていない)

b. 血小板数が75,000/mm3超(又はリンパ腫の骨髄浸潤がみられた患者の場合は50,000/mm3以上):7日以内に造血因子製剤の投与又は輸血を受けていないこと

c. AST/SGOT、及びALT/SGPTが基準値上限(ULN)の3.0倍以下

d. 血清ビリルビンがULNの1.5倍以下(ジルベール症候群が確認されている場合を除く)

9. 妊娠可能な女性患者は、治験薬の初回投与前から、治験期間中、及びザヌブルチニブ又はベンダムスチンの最終投与後90日以上、又はリツキシマブの最終投与後12ヵ月のいずれか長い方まで、効果の高い避妊法(5.3項)を実践する。

10. 男性患者は、治験薬投与期間中、及びザヌブルチニブの最終投与後90日以上又はベンダムスチンの最終投与後6ヵ月、又はリツキシマブの最終投与後12ヵ月のいずれか長い方まで、禁欲するか、精管切除術を施行した場合か、又はバリア避妊法と5.3項に示すその他の避妊法を併用することに同意する場合、本治験に参加することができる。

11. 文書による同意の取得が可能であり、本治験の要件を理解し、これに従うことができる。

12. クレアチニンクリアランスが30 mL/分以上である(以下のいずれかの方法で測定したもの)。

a. Cockcroft-Gault式による推定

b. 核医学検査又は24時間蓄尿検査による測定


除外基準

1. リンパ腫の中枢神経系浸潤が確認されている。

2. 造血幹細胞移植の施行歴がある。

3. BTK阻害薬、リツキシマブ又はベンダムスチンの投与歴がある。

4. 治療目標が幹細胞移植前の腫瘍減量である患者。

5. 過去3年以内に悪性腫瘍の既往歴がある(基底細胞癌又は扁平上皮癌、表在性膀胱癌、子宮頚部又は乳房の上皮内癌、又はGleasonスコア6の限局性前立腺癌で、治癒したものを除く)。

6. 臨床的に重要な心血管系疾患(以下のものを含む)。

a. スクリーニング前6ヵ月以内の心筋梗塞

b. スクリーニング前3ヵ月以内の不安定狭心症

c. 「ニューヨーク心臓協会心機能分類」でクラスIII又はIVのうっ血性心不全(付録 6参照)

d. 臨床的に重要な不整脈(持続性心室性頻脈、心室細動、トルサード・ド・ポアントなど)の既往歴

e. Fridericia補正式によるQTcFが480 msec超

f. 永久的ペースメーカーを使用してしないモビッツ2型の第2度又は第3度心ブロックの既往歴

g. コントロール不良の高血圧(スクリーニング時の最低連続2回の血圧測定で、収縮期血圧170 mmHg超且つ拡張期血圧105 mmHg超)

7. 血友病A、血友病B、フォンウィルブランド病などの重度の出血性疾患の既往歴、もしくは輸血又はその他の医療介入を要する突発性出血の既往歴。

8. 治験薬の初回投与前6ヵ月以内の脳卒中又は頭蓋内出血の既往歴。

9. カプセルの嚥下が不可能、又は消化管機能に著しく影響を及ぼす疾患(吸収不良症候群、胃又は小腸切除、減量手術、症候性の炎症性腸疾患、又は部分的もしくは完全な腸閉塞など)。

10. 全身治療を要する活動性の真菌、細菌及び/又はウイルス感染。

11. 治験薬の投与が有害となる、又は安全性や有効性の結果の解釈に支障をきたすと治験医師が判断する合併症

12. ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染が確認されている、又は活動性のB型又はC型肝炎への感染を示す以下の血清学的状態が認められる。

a. B型肝炎表面抗原(HBsAg)又はB型肝炎コア抗体(HBcAb)陽性。HBcAb陽性であるがHBsAgは陰性の患者は、B型肝炎ウイルス(HBV)DNAが検出限界未満(20 IU/mL未満)で、HBV再活性化のモニタリングを実施する場合には、適格とする。

b. C型肝炎ウイルス(HCV)抗体陽性。HCV抗体陽性の患者は、HCV RNAが検出限界未満の場合は本治験に参加することができる。

13. 治験薬の初回投与前4週間以内に大手術を受けた。

14. 妊婦又は授乳中の女性。

15. 治験薬の初回投与前35日以内に生ワクチンを接種した。

16. アルコール依存又は薬物依存。

17. ザヌブルチニブ、ベンダムスチン又はリツキシマブ、又はその他治験薬の成分に過敏症がある。

18. CYP3Aの強力な阻害薬又は誘導薬(付録 3参照)による継続的な治療を要する。

19. 同時期に別の治験に参加している。

治験内容

介入研究


主要結果評価方法

主要評価項目は、独立中央判定によるPFSである。PFSは、NHLに関するLugano分類を用いて判定し、無作為化の時点から疾患進行が最初に文書で確認された日又は死亡日(いずれか早い日)までの期間と定義する。


第二結果評価方法

利用する医薬品等

一般名称

zanubrutinib


販売名

未定