医師主導治験
進行がん患者に対する新薬の試験:NRG1遺伝子を持つ人を対象にしたBIBW2992の効果を調べる
目的
この治験は、進行がんの一種であるNRG1融合遺伝子を持つ患者に、新しい治療薬BIBW2992を投与することで、その効果と安全性を評価するものです。
対象疾患
参加条件
この治験に参加するための条件は、18歳以上で男性でも女性でも構いません。ただし、進行したがんで、標準的な治療に効果がなかったり、耐えられなかったりする患者で、EGF様ドメインを保持したNRG1融合遺伝子を発現している必要があります。また、治験に参加する前に、患者本人が詳しく説明を受け、自由意思で同意する必要があります。ただし、治験に参加できない条件もあります。例えば、最近抗がん剤を投与された患者や、他の臨床試験に参加している患者、重篤な合併症を持っている患者などが除外されます。
治験内容
今回の治験は、がんの治療方法を開発するためのものです。フェーズ2という段階で、すでに安全性が確認された薬剤を、NRG1融合遺伝子を発現しているがん患者に投与し、その効果を調べます。主要な評価方法は、奏効率というもので、薬剤の効果がどの程度あるかを調べます。また、無増悪生存期間や全生存期間など、患者の生存期間に関する評価も行います。治療効果の持続期間や病勢制御率についても調べます。
AI 要約前の参加条件
介入研究
主要結果評価方法
奏効率(Response rate:RR)
第二結果評価方法
1. 無増悪生存期間(Progression free survival:PFS)
2. 全生存期間(Overall survival:OS)
3. 奏効期間(Duration of Response:DOR)及び完全奏効期間
4. 病勢制御率(Disease Control Rate:DCR)
治験フェーズ
フェーズ2: 少数の軽度な患者さんが対象
利用する医薬品等
一般名称
アファチニブマレイン酸塩
販売名
ジオトリフ錠20mg・30mg・40mg・50mg
実施組織
名古屋大学医学部附属病院
愛知県名古屋市昭和区鶴舞町65
同じ対象疾患の治験
- 固形がん患者に対する新しい治療法の研究
- レゴラフェニブの第II相試験:継続投与中の被験者を対象にした研究
- HERTHENA-PanTumor01(U31402-277): HER3-DXd(U3-1402)を使用した、局所進行または転移性の固形がん患者を対象とした、第II相の多施設共同複数コホート非盲検proof of concept 試験
- 高度な卵巣がん、腹膜がん、卵管がんに対する新しい治療法の試験:CDH6を標的とする抗体薬物複合体Raludotatug Deruxtecan(R-DXd)の多施設共同無作為化第II/III相試験
- 固形がんの進行が局所的で手術ができないか、転移している患者に対して、遺伝子組み換えのウイルスM1-c6v1を使った治療の安全性、忍容性、薬物の働き方、抗がん効果を調べる、第一段階の試験(非盲検、用量を徐々に増やしていく)。
- KK2269を単独投与またはドセタキセルと併用した場合の成人がん患者の安全性と耐容性を評価する、複数の医療機関による非盲検第I相用量漸増試験
お医者さまへ
治験の詳細を確認し、患者の方に合致しているかを診断してください
ご確認後、連絡が適切だと判断された場合は上記のお問い合わせ情報から担当の方にご連絡ください
治験を募集している方ですか?
Kibou は治験の募集・情報提供をすることを目的としたプラットフォームです。 治験情報の提供や、被験者の募集について詳しい資料の請求はお問い合わせフォームからお問い合わせください。