再発又は難治性多発性骨髄腫患者を対象に,teclistamab 単剤療法と,ポマリドミド,ボルテゾミブ及びデキサメタゾン(PVd)又はカルフィルゾミブ及びデキサメタゾン(Kd)を比較する試験

治験

目的

本試験の目的は,teclistamabの有効性をPVd/Kdと比較することである。

基本情報

募集ステータス募集前

対象疾患

フェーズ3

お問い合わせ情報

組織

ヤンセンファーマ株式会社


メールアドレス

DL-JANJP-JCO_TL_TSG_EMP@its.jnj.com


電話番号

0120-183-275

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参加条件

性別

男性・女性


年齢
18歳 以上上限なし

選択基準

・以下の基準により定義される多発性骨髄腫が診断されている。a. 国際骨髄腫作業部会(IMWG)診断規準に従った多発性骨髄腫診断。b. 以下のいずれかにより定義する測定可能病変が,

時に認められる。1) M 蛋白量>=0.5 g/dL(中央検査機関),又は2) 尿中M 蛋白量>=200 mg/24 時間(中央検査機関),又は3) 免疫グロブリン遊離軽鎖>=10 mg/dL(中央検査機関)及び異常な免疫グロブリンkappa / lambda遊離軽鎖比。・いずれかの前治療ラインにおける承認済みの用法・用量による抗CD38 モノクローナル抗体の最低2 サイクル連続投与,及びいずれかの前治療ラインにおけるレナリドミドの2 サイクル連続投与を含む,1~3 ラインの前治療歴がある。・IMWG 規準による治験責任(分担)医師の効果判定に基づいて,直近の治療に対して疾患進行を示している又はを達成できなかったというエビデンスが確認されている。・Eastern Cooperative Oncology Group(ECOG) performance status スコアが0 ~2・女性被験者は,治験中又は治験薬の最終投与後6 カ月以内は妊娠,授乳又は妊娠を計画しないことに同意しなければならない。・本治験実施計画書に規定されている生活習慣に対する制限事項をみずからの意思で遵守できなければならない。


除外基準

・B 細胞成熟抗原(BCMA)を標的とする前治療を受けていた。・以下が認められる場合,被験者は対照薬としてPVd の投与に適格ではない。1) ポマリドミドの治療歴がある。2) ボルテゾミブ再投与の基準を満たさない3) ポマリドミド又はボルテゾミブに対する

又は生命を脅かすアレルギー,過敏症を呈する,又はがない4) 米国立癌研究所有害事象共通用語規準(NCI-)第5.0 版に定義される,疼痛を伴うGrade 1 の又はGrade 2 以上の5) 前5 半減期以内に強力なcytochrome P(CYP)3A4 誘導薬の投与を受けていた・以下が認められる場合,被験者は対照薬としてKd の投与に適格ではない。1) カルフィルゾミブの治療歴がある2) コントロール不良な高血圧[至適治療にもかかわらず平均収縮期血圧>159 mmHg 又は拡張期血圧>99 mmHg]3) NCI- 第5.0 版に定義される,疼痛を伴うGrade 2 の又はGrade 3 以上の4) カルフィルゾミブに対する又は生命を脅かすアレルギー,過敏症を呈する,又はがない(がないとは,カルフィルゾミブに関連するAE による前治療の中止と定義される)・多発性骨髄腫のcentral nervous system(CNS)への浸潤又は髄膜浸潤の的徴候。前4 週間以内に生弱毒化ワクチンの接種を受けた。時の形質細胞白血病,ワルデンストレーム・マクログロブリン血症,POEMS 症候群(多発神経炎,臓器腫大,内分泌症,M 蛋白血症,皮膚症状),又はアミロイド軽鎖アミロイドーシス。前14 日間以内にprednisone 140 mg 以上に相当する累積投与量の副腎皮質ステロイド投与を受けた患者。

治験内容

介入研究


主要結果評価方法

無増悪生存期間(PFS)最長9年PFSは,ランダム化の日から,国際骨髄腫作業部会(IMWG)2016 規準で疾患進行が最初に記録された日,又は死亡(死因を問わない)日のいずれか早い方までの期間と定義する。


第二結果評価方法

全奏効(partial response(PR)以上)最長9年全奏効(PR以上)は,次の抗骨髄腫治療前にIMWG 2016規準に基づくPR以上の奏効を達成した被験者と定義する。Very Good Partial Response (VGPR)以上 最長9年VGPR以上(Stringent Complete Response(sCR)+Complete Response(CR)+VGPR)は,次の抗骨髄腫治療前にIMWG 2016規準に基づくVGPR以上の奏効を達成した被験者と定義する。CR以上 最長9年CR以上の反応は,次の抗骨髄腫治療前にIMWG 2016規準に基づくCR以上の奏効を達成した被験者と定義する。微小残存病変(MRD)陰性 最長9年MRD陰性は,ランダム化した日から疾患進行又は次の抗骨髄腫治療開始までのいずれかの時点で,10^-5を閾値としたMRD陰性を達成した被験者と定義する。奏効期間 (DOR)最長9年DORは,IMWG 2016治療効果判定規準に基づいて奏効(PR以上)が最初に記録された日から,progressive diseaseが最初に認められた日まで又はあらゆる原因による死亡が認められた日までのいずれか早い方の期間と定義する。次治療までの期間(TTNT) 最長9年TTNTはランダム化の時点から次の抗骨髄腫治療開始までの期間と定義する。次治療の無増悪生存期間(PFS2) 最長9年PFS2は,ランダム化した日からイベント発生日[次の抗骨髄腫治療ライン中の治験責任(分担)医師の評価による疾患進行又は死亡(死因を問わない)のいずれか早い方と定義]までの期間と定義する。全生存期間(OS) 最長9年OSは,ランダム化した日からあらゆる原因による被験者の死亡日までの期間として評価する。有害事象(AEs)が発現した被験者数(重症度別) 最長9年AEが発現した被験者数を重症度別に報告する。重篤な有害事象(SAE)が発現した被験者数(重症度別) 最長9年SAEが発現した被験者数を重症度別に報告する。臨床検査値異常が認められた被験者数 最長9年臨床検査値異常(血液学的検査及び血液生化学検査など)が認められた被験者数を報告する。血清中Teclistamab濃度 最長9年血清中teclistamab濃度を報告する。Teclistamabに対する抗薬物抗体(ADA)が認められた被験者数 最長9年Teclistamabに対するADAが認められた被験者数を報告する。European Organization for Research and Treatment of Cancer Quality-of-Life Questionnaire Core 30(EORTC-QLQ-C 30)により評価した症状,機能及び全般的健康関連の生活の質(HRQoL)のベースラインからの変化ベースラインから最長9年EORTC QLQ-C30バージョン3により評価した症状,機能及び全般的HRQoLのベースラインからの変化量を報告する。EORTC-QLQ-C30バージョン3は,5 つの機能尺度(身体,役割,感情,認知,及び社会),1つの全般的健康状態尺度,3 つの症状尺度(疼痛,疲労,及び悪心/嘔吐),及び6つの症状単項目(呼吸困難,不眠,食欲減退,便秘及び下痢,並びに財政困難)を含む30項目で構成されている。項目及び尺度スコアは0~100 点の尺度に変換される。スコアが高いほど反応の程度が大きいことを示す。したがって,機能尺度のスコアが高いほど機能が良好であることを示し,全般的健康状態のスコアが高いほどHRQoL が高いことを示すが,症状尺度/項目についてはスコアが高いほど症状/問題の程度が大きいことを示す。Multiple Myeloma Symptom and Impact Questionnaire(MySim-Q)の症状、機能及び全般的HRQoLスコアのベースラインからの変化量ベースラインから最長9年MySim-Qによって評価した症状,機能及び全般的HRQoLのベースラインからの変化量を報告する。MySim-Qは,EORTC-QLQ-C30を補完する疾患特異的なPRO評価である。MySIm-Q には,症状及び影響のサブ尺度から成る17 項目で構成されている。想起期間は「過去7 日間」であり,回答は5 段階評価尺度を用いて口頭で報告される。Patient-reported Outcomes Version of the Common Terminology Criteria for Adverse Events(PRO-CTCAE)の患者報告アウトカム版によって評価された症状,機能,および全体的なHRQoLのベースラインからの変化量ベースラインから6ヵ月後までPRO-CTCAEにより評価した症状,機能及び全般的HRQoLのベースラインからの変化量を報告する。米国国立がん研究所(NCI)のPRO-CTCAEは,がん患者に一般的に認められる有害事象に関する質問項目を集約したものであり,治療の忍容性を自己評価するのに適している。選択された各症状は,該当する有害事象の存在/頻度,重症度,及び/又は影響を表す最大3 つの特性により評価することができる。スコアの範囲は0~4で,スコアが高いほど頻度が高い,又は重大性/影響が大きいことを示す。EuroQol 5-Dimension Questionnaire 5-Level(EQ-5D-5 L)により評価された症状,機能及び全般的HRQoLのベースラインからの変化量ベースラインから最長9年間EQ-5D-5Lにより評価された症状,機能及び全般的なHRQoLのベースラインからの変化量を報告する。EQ-5D-5L は,健康状態の一般的な尺度である。EQ-5D-5L は5 項目から成る質問票で,移動の程度,身の回りの管理,ふだんの活動,痛み/不快感及び不安/ふさぎ込みの5 つの分野の評価に加えて,「今日の健康状態」を測定する視覚アナログ尺度を用いる。この尺度の目盛は0(想像し得る最悪の健康状態)~100(想像し得る最良の健康状態)の範囲となっている。症状,機能及び全般的HRQoL の悪化までの期間 最長9年間症状,機能及び全般的HRQoLの悪化までの期間は,ランダム化した日から重要な変化の開始日までの期間として評価する。高リスク分子特性を有する被験者におけるPFS 最長9年間高リスクの分子的特徴を有する被験者のPFSを報告する。PFSは,ランダム化の日から,IMWG2016 規準で疾患進行が最初に記録された日,又は死亡(死因を問わない)日のいずれか早い方までの期間と定義する。高リスク分子特性を有する被験者における奏効の深さ 最長9年間高リスク分子特性を有する被験者における奏効の深さを報告する。

利用する医薬品等

一般名称

Teclistamab、Pomalidomide、Bortezomib、Dexamethasone、Carfilzomib


販売名

なし、POMALYST(Netherlands)、VELCADE(Italy)、examethasone(Germany)、KYPROLIS(Netherlands)

組織情報

実施責任組織

ヤンセンファーマ株式会社


住所

東京都千代田区西神田3-5-2

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