医師主導治験
ALS患者に対するボスチニブの治験(第1/2相)
目的
ALS患者に24週間ボスチニブを投与した場合の効果と安全性を調べるための治験です。
対象疾患
参加条件
この治験に参加できるのは、20歳以上75歳以下の男性・女性です。ただし、ALSという病気で、「Definite ALS」または「Probable ALS」と診断された人、特定疾患調査研究班の日本ALS重症度評価尺度で1度または2度の人、発症してから2年以内のALS患者、ALSFRS-Rの総スコアの変化が-1~-4点のALS患者、またはALSFRS-Rの全項目のそれぞれで2点以上のスコアを有する患者が対象です。ただし、気管切開している患者、呼吸機能が低下し、呼吸困難を訴えている患者、%FVCが80%未満の患者、神経伝導検査で伝導ブロックなどの脱髄の所見がある患者は除外されます。
治験内容
今回の治験は、筋萎縮性側索硬化症(ALS)という病気に対して、新しい薬の効果や安全性を調べるものです。治験のフェーズは2で、治験薬のボスチニブを24週間投与します。主な評価方法は、治験薬を投与する前のベースラインから、治験薬を投与した24週間後のALSの症状の変化を調べ、外部の比較データと比較します。また、治験薬の安全性も評価します。
AI 要約前の参加条件
介入研究
主要結果評価方法
・ボスチニブ投与24週時点におけるベースライン(来院5:治験薬投与開始前)からのALSFRS-Rの変化量を外部対照データであるエダラボン検証試験(MCI186-19)のプラセボ群と比較する
・ボスチニブ24週間投与時の安全性評価
第二結果評価方法
治験フェーズ
フェーズ2: 少数の軽度な患者さんが対象
利用する医薬品等
一般名称
ボスチニブ水和物
販売名
ボシュリフ錠100mg
実施組織
京都大学iPS細胞研究所
京都府京都市左京区聖護院川原町53
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