この治験は、外耳道に欠損がある患者に対して、新しい治療法であるNPC-18を使って再生療法の効果と安全性を調べるものです。
この治験に参加できる人は、12歳以上90歳未満の男性・女性です。以下の条件のうち、1つ以上に当てはまる人が対象です。 1) 自分で治験に参加することに同意した人、18歳未満の場合は代理人の同意も必要です。 2) 参加時に12歳以上90歳以下である人。 3) 片方の耳に外傷による欠損があり、治癒傾向にない人。 4) 片方の耳に外傷による欠損があり、治療期間中に治癒傾向にない人。 5) 片方の耳に外傷による欠損があり、1ヵ月以内に発生した人。 6) 手術によって外耳道の欠損が生じた人。 以下の条件に当てはまる人は、治験に参加できません。 1) 熱傷、火傷、放射線治療による外耳道の欠損がある人。 2) 外耳道真珠腫が乳突蜂巣内または鼓室内に達している人。 3) 耳内に悪性腫瘍またはその疑いがある人。 4) 外耳炎または中耳炎がある人。 5) 感染症または耳漏がある人。 6) 外耳または中耳の手術歴がある人。 7) 糖尿病がコントロールできていない人。 8) 自己免疫疾患を合併している人。 9) 過去3年以内に悪性腫瘍の既往がある人。 10) 免疫抑制剤を服用している人。 11) ステロイド剤を服用している人。 12) 抗凝固薬、血栓溶解薬、抗血小板薬を服用している人。 13) 凝固促進剤または抗線溶剤を服用している人。 14) PT-INRが1.5倍以上の人。 15) APTTが1.5倍以上の人。 16) 局所麻酔剤、bFGF、フィブリン糊に過敏症の既往がある人。 17) ゼラチンスポンジまたはゼラチンに過敏症の既往がある人。 18) 抗生剤に過敏症の既往がある人。 19) 妊娠中、授乳中、妊娠を希望する女性またはパートナーの妊娠を希望する男性、または適切な避妊ができない人。 20) HBs抗原、HCV抗体、HIV抗原・抗体、または梅毒血清反応が陽性の人。 21) 薬物・アルコール依存症を合併している人。 22) 重篤な肝臓障害、腎障害、心疾患、肺疾患、血液疾患、代謝性疾患を合併している人。 23) 精神疾患を合併している人。 24) 過去3ヵ月以内に他の治験または臨床研究に参加している人。 25) 両耳に外傷による欠損がある人。 26) その他、治験責任医師または治験分担医師が不適格と判断した人。
この治験は、外傷や手術によって外耳道の柔らかい部分が欠損してしまった患者さんを対象に、新しい治療法の効果や安全性を調べるものです。治験の段階はフェーズ3で、治療の効果を確認するために、16週目に完全治癒したかどうかを評価します。また、治療の安全性も評価し、有害事象や副作用の頻度や重症度、一般的な臨床検査やバイタルサインを調べます。さらに、治療の効果を評価するために、4週目に治癒したかどうかや、外耳道再生術の回数、閉鎖率、外耳道自浄作用の有無なども調べます。
介入研究
(有効性)観察期16週目における外耳道軟部組織欠損部位の完全治癒の有無
(安全性)有害事象及び副作用(頻度、重症度及び重篤度)、一般臨床検査、バイタルサイン
1) 観察期4週目における外耳道軟部組織欠損部位の治癒の有無
2) 外耳道再生術回数
3) 観察期4週目及び16週目における外耳道軟部組織欠損部位の閉鎖率
4) 観察期20週目及び24週目における外耳道自浄作用の有無
フェーズ3: 多くの実際の患者さんが対象
トラフェルミン(遺伝子組換え)
リティンパⓇ耳科用250 µgセット
公益財団法人田附興風会医学研究所北野病院
兵庫県神戸市中央区港島南町1丁目5番地4
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