中等度から重度の慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者を対象としてSAR440340/REGN3500/itepekimab(抗IL-33 モノクローナル抗体)の有効性、安全性及び忍容性を検討するランダム化、二重盲検、プラセボ対照、並行群間第III相試験

目的

主要な解析対象集団(元喫煙者コホート) 主要: -元喫煙者の中等度から重度のCOPD患者における中等度又は重度のCOPD急性増悪(AECOPD)の年間発現率について、プラセボと比較してitepekimabの有効性を評価する 副次: 元喫煙者の -中等度から重度のCOPD患者において、itepekimabの肺機能に対する有効性をプラセボと比較して評価する -中等度から重度のCOPD患者におけるAECOPDの発現について、プラセボと比較してitepekimabの有効性を評価する -中等度から重度のCOPD患者における重度のAECOPDについて、プラセボと比較してitepekimabの有効性を評価する -中等度から重度のCOPD患者におけるステロイド薬の投与を要したAECOPDについて、プラセボと比較してitepekimabの有効性を評価する 続き「7-(5) その他」参照

基本情報

募集ステータス
募集中

対象疾患

慢性閉塞性肺疾患


治験フェーズ

フェーズ3

参加条件

性別

男性・女性


年齢

12歳 以上80歳 以下


選択基準

- 年齢が40歳以上85歳以下の被験者

- 少なくとも1年間にCOPDの診断を医師から受けた被験者(GOLD ガイドラインの定義に基づく)

- タバコ10packs-year以上の喫煙歴を有する被験者

- - 元喫煙者:現在喫煙していないことを被験者自身が報告し、スクリーニング来院(Visit 1A)の少なくとも6か月以上前には、永続的に禁煙する意志を持って、禁煙していなければならない

- - 現喫煙者:スクリーニング(Visit 1A)時に現在タバコを喫煙していることを報告し(過去7日間に吸ったタバコの本数が平均で1日当たり1本以上)、現在禁煙治療を受けていない、またスクリーニング来院(Visit 1A)時及びスクリーニング期間中に禁煙治療の開始の予定がない被験者

- 中等度から重度のCOPDを有する被験者

- 慢性気管支炎の徴候と症状を過去に有したことのある被験者(被験者の報告に基づく)。具体的には、スクリーニング前の1年間に3か月以上続く慢性的な湿性咳嗽(慢性咳嗽のほかの原因[例:不適切な治療を受けた胃食道逆流症又は慢性副鼻腔炎、若しくは気管支拡張症の臨床診断]が除外される被験者)

- 増悪リスクが高いことを示す記録を有する被験者(高増悪リスクの定義は、スクリーニング来院[Visit 1A]前の1年以内に中等度の増悪を2 回以上又は重度の増悪を1回以上発現し、増悪に対しステロイド薬の全身投与を少なくとも1回以上施行されたものとする)現在の基礎治療を受けている間に、増悪が少なくとも1回以上発現していること

- - 中等度の増悪は治験責任(分担)医師が記録する。中等度の増悪は、ステロイド薬の全身投与(筋肉注射[IM]、静脈注射[IV] 又は経口)及び/又は抗生物質の投与を必要とする呼吸器症状の急性増悪と定義する

- - 重度の増悪は治験責任(分担)医師が記録する。重度の増悪は、入院又は緊急治療部/救急処置室での24時間を超える観察を要するAECOPDとする

- スクリーニング来院(Visit 1A)前3か月以上にわたり、標準治療(SoC)による以下のいずれかの長期管理薬の投与を受けており、スクリーニング前の少なくとも1か月以上及びスクリーニング期間中の用量が安定している被験者

- - 2 剤併用療法:長時間作用性抗コリン薬(LAMA)+長時間作用性β2 刺激薬(LABA) 又は吸入ステロイド薬(ICS)+LABA、又は

- - 3 剤併用療法 LAMA+LABA+ICS

- 肥満度指数(BMI)が18.0kg/m2 以上

- 女性被験者は、妊娠していない、授乳中ではない、以下の条件のうち少なくとも1つに該当する場合は、適格とみなす

- - 妊娠可能な女性(WOCBP)ではない 又は

- - WOCBPであるが、治験薬投与期間中及び治験薬最終投与後20週間以上にわたり定められた避妊法に従うことに同意した女性


除外基準

以下のいずれかの基準に該当する場合は、治験の組入れ対象から除外する

- 国際喘息ガイドライン(GINA)又は喘息の既往歴を示す記録に基づいて、現在喘息の診断を受けている被験者

- 元喫煙者:スクリーニング来院(Visit 1A)前の6か月以内に、能動的に喫煙をした、又は何らかの製品(例:ニコチン、テトラヒドロカンナビノール[THC])を吸引した被験者。現喫煙者:スクリーニング来院(Visit 1A)前6か月以内に何らかの製品(例:ニコチン、[THC])を吸引した被験者

- スクリーニング来院(Visit 1A)時又はスクリーニング来院前6か月以内の臨床的に意義のある新たな心電図(ECG)の異常所見で、被験者の治験参加に影響を及ぼす可能性があると判断したもの

- COPD以外に現在確認されている臨床的に意義のある肺疾患(例:サルコイドーシス、間質性肺疾患、気管支拡張症[臨床診断]、alpha-1 アンチトリプシン欠乏症の診断、その他の診断を受けている肺疾患)

- 肺性心の診断、右心不全のエビデンス又は中等度から重度の肺高血圧症

- 二相式気道陽圧換気(BiPAP)を必要とする高炭酸ガス血症

- スクリーニング来院(Visit 1A)前4週間以内の中等度又は重度のAECOPD

- 一側肺切除歴を有する又は予定している(理由は問わない)、若しくはCOPD による肺容量減少術(気管支鏡下の容量減少術を含む)歴を有する又は予定している被験者

注:他の疾患に起因する外科的生検、区域切除、楔状切除や肺葉切除は除外しない

- 不安定な虚血性心疾患、スクリーニング来院(Visit 1A)前1年以内の急性心筋梗塞、又はスクリーニング来院(Visit 1A)前6か月以内の不安定な狭心症

- 発作性(例:間欠性)心房細動を含む不整脈

- コントロール不良な高血圧(降圧療法の有無にかかわらず、収縮期血圧180 mmHg 超、拡張期血圧110 mmHg 超のいずれかを満たす)

- 活動性結核(TB)又は潜在性TBを有する被験者、完治していないTB の既往歴を有する被験者、肺外結核感染(TBI)が疑われる被験者、TBの発症リスクが高い被験者(活動性又は潜在性TB患者の濃厚接触者等)若しくはスクリーニング来院(Visit 1A)前の12 週間以内にウシ型結核菌(BCG)ワクチン接種を受けた被験者

- ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染の既往歴があるか、スクリーニング来院(Visit 1)のHIV1/2血清検査で陽性が示された被験者

- スクリーニング来院(Visit 1A)時に、COVID-19の疑いがある、又は確認された被験者、若しくはCOVID-19へ曝露した人と接触した被験者、スクリーニング(Visit 1A)前4 週間以内にCOVID-19 感染の既往歴を有する被験者、スクリーニング(Visit 1A)前3か月以内にCOVID-19に伴って機械的換気又は体外式膜型人工肺(ECMO)を必要とした既往歴を有する被験者、スクリーニング来院(Visit 1A)前にCOVID-19に罹患し、厳格な臨床試験への参加にはまだ十分に回復していない被験者

- スクリーニング来院(Visit 1A)前4週間以内に抗生物質、抗ウイルス薬、抗真菌薬、抗寄生虫薬、抗原虫薬の全身投与を必要とする急性又は慢性感染症のエビデンスを有する、若しくはスクリーニング来院(Visit 1A)前4週間以内に抗ウイルス剤による治療を行っていない重大なウイルス感染症のエビデンス(例:インフルエンザに対し対症療法のみ)を有する被験者

- 活動性の自己免疫疾患を有する被験者又は自己免疫疾患(関節リウマチ、炎症性腸疾患、原発性胆汁性肝硬変、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症など)に対する免疫抑制薬の投与を受けている被験者

- スクリーニング来院(Visit 1A)前の5年以内に悪性腫瘍の既往歴がある被験者(治療済みの子宮頸部の上皮内腫瘍、完治した皮膚の非転移性有棘細胞癌又は基底細胞癌を除く)

- Itepekimabの使用歴を有する被験者

治験内容

研究のタイプ

企業治験介入研究


主要結果評価方法

1. 元喫煙者における中等度又は重度のAECOPDの年間発現率[評価期間:ベースラインからWeek 52まで]

52週間のプラセボ対照投与期間における中等度又は重度のAECOPDの年間発現率


第二結果評価方法

1. 元喫煙者におけるWeek 52時点での気管支拡張薬(BD)投与前FEV1値のベースラインからの変化量[評価期間:Week 52]

FEV1は、肺活量計で測定された、強制呼気の最初の1秒間に吐き出される空気の量

2. 元喫煙者におけるWeek 52時点でのBD投与後FEV1値のベースラインからの変化量[評価期間:Week 52]

FEV1は、肺活量計で測定された、強制呼気の最初の1秒間に吐き出される空気の量

3. 元喫煙者におけるWeek 24時点でのBD投与前FEV1値のベースラインからの変化量[評価期間:Week 24]

FEV1は、肺活量計で測定された、強制呼気の最初の1秒間に吐き出される空気の量

4. 元喫煙者における初回AECOPD(中等度又は重度)発現までの期間[評価期間:ベースラインからWeek 52まで]

52週間のプラセボ対照投与期間における初回AECOPD(中等度又は重度)発現までの期間

5. 元喫煙者における重度AECOPDの年間発現率[評価期間:ベースラインからWeek 52まで]

52週間のプラセボ対照投与期間における重度AECOPDの年間発現率

6. 元喫煙者における初回の重度AECOPD発現までの期間[評価期間:ベースラインからWeek 52まで]

52週間のプラセボ対照投与期間における初回の重度AECOPD 発現までの期間

7. 元喫煙者におけるステロイド薬の投与を要したAECOPDの年間発現率[評価期間:ベースラインからWeek 52まで]

52週間のプラセボ対照投与期間におけるステロイド薬の投与を要したAECOPDの年間発現率

8. 元喫煙者におけるWeek 52時点でのCOPDの呼吸器症状の評価(E-RS:COPD)総スコアのベースラインからの変化量[評価期間:ベースラインからWeek 52まで]

COPDの呼吸器症状の評価(E-RS:COPD)は、14項目で構成されるEXAcerbations of Chronic Pulmonary Disease Tool(EXACT)の一部として実施し、毎日記録を行う。E-RS:COPDの11項目では、呼吸器症状全般の重症度及び個々の症状(例:息切れ、咳嗽、喀痰、胸部症状)重症度の評価を行う。E-RS:COPDの合計スコアは0点~40点であり、得点が高くなるほど呼吸器症状が重度であることを示す

9. 元喫煙者におけるBD投与後FEV1値(L)のベースラインからの変化率(BD投与後FEV1値の傾き)[評価期間:ベースラインからWeek 52まで]

10. 元喫煙者におけるWeek 52時点でのSt. George’s Respiratory Questionnaire(SGRQ)総スコアのベースラインからの変化量[評価期間:ベースラインからWeek 52まで]

SGRQ は、慢性気流制限を有する成人被験者の健康状態を測定及び定量化するために設計された質問票で、50項目で構成されている。総スコアの範囲は0~100点である。総スコアに加え、3つの領域(症状、活動、[心理社会的]影響)について、要素ごとのスコアも算出される。スコアが低くなるほど生活の質が高いことを示す

11. 元喫煙者におけるWeek 52時点でのSGRQ 総スコアでベースラインから4点以上減少した被験者の割合[評価期間:ベースラインからWeek 52まで]

SGRQ は、慢性気流制限を有する成人被験者の健康状態を測定及び定量化するために設計された質問票で、50項目で構成されている。総スコアの範囲は0~100点である。総スコアに加え、3つの領域(症状、活動、[心理社会的]影響)について、要素ごとのスコアも算出される。スコアが低くなるほど生活の質が高いことを示す

12. 元喫煙者における治験薬の永続的な投与中止に至った治験薬投与下で発現した有害事象(TEAE)、特に注目すべき有害事象(AESI)、重篤な有害事象(SAE)及び有害事象(AE)の発現率[評価期間:ベースラインから試験終了(Week 72)まで]

13. 元喫煙者における臨床的に意義のある可能性のある臨床検査値、バイタルサイン及び心電図(ECG)異常の発現率[評価期間:ベースラインから試験終了(Week 72)まで]

14. 元喫煙者における血清中機能性itepekimabの濃度[評価期間:ベースラインから試験終了(Week 72)まで]

15. 元喫煙者における治験薬投与下で発現した抗itepekimab抗体反応の割合[評価期間:ベースラインから試験終了(Week 72)まで]

16. 現喫煙者における中等度又は重度のAECOPDの年間発現率[評価期間:ベースラインからWeek 52まで]

52週間のプラセボ対照投与期間における中等度又は重度のAECOPDの年間発現率

17. 現喫煙者におけるWeek 52時点でのBD投与前FEV1値のベースラインからの変化量[評価期間:ベースラインからWeek 52まで]

FEV1は、肺活量計で測定された、強制呼気の最初の1秒間に吐き出される空気の量

18. 現喫煙者における治験薬の永続的な投与中止に至ったTEAE、AESI、SAE及びAEの発現率[評価期間:ベースラインから試験終了(Week 72)まで]

19. 現喫煙者における元喫煙者における臨床的に意義のある可能性のある臨床検査値、バイタルサイン及びECG異常の発現率

[評価期間:ベースラインから試験終了(Week 72)まで]

20. 現喫煙者における血清中機能性itepekimabの濃度[評価期間:ベースラインから試験終了(Week 72)まで]

21. 現喫煙者における治験薬投与下で発現した抗itepekimab抗体反応の割合[評価期間:ベースラインから試験終了(Week 72)まで]

利用する医薬品等

一般名称

Itepekimab (SAR440340)、プラセボ


販売名

なし、なし

組織情報

実施責任組織

サノフィ株式会社


住所

東京都新宿区西新宿三丁目20番2号 東京オペラシティタワー