この治験は、全身性強皮症に伴う難治性皮膚潰瘍に対する新しい治療法の安全性と効果を調べるものです。具体的には、自分自身の骨髄から取り出した細胞を移植して、血管を再生させる治療法を試します。
この治験に参加するための条件は、20歳以上80歳未満で、男性でも女性でも参加できます。参加するためには、以下の条件をすべて満たす必要があります。まず、全身性強皮症と診断されており、ACR/EULARの全身性強皮症分類基準が診断時に合計9点以上であることが必要です。また、治験に参加することに同意していることも必要です。さらに、以下の条件に該当する人は参加できません。余命が1年未満と考えられる場合、治癒していない悪性腫瘍がある場合、虚血性心疾患を有し、かつ血行再建が行われていない場合、登録前28日以内のHbA1c(NGSP)値が10%以上である、または糖尿病性網膜症を有している場合、全身的治療を要する感染症を有する、もしくは登録時に38.0℃以上の発熱を有する場合、臨床検査結果が異常な場合、妊娠中、授乳中、妊娠している可能性のある、もしくは妊娠を希望する場合、他の治験や臨床試験に参加した場合、重症の医学的・精神的状態や臨床検査値異常がある場合、患肢切断を免れ得ない場合、または実施責任者や試験分担医師が本試験への参加を不適切と判断した場合です。
この治験は、全身性強皮症という病気に対する新しい治療法を調べるものです。治験のタイプは「介入研究」で、患者さんに新しい治療法を試してもらいます。治療の有効性を評価するために、主要な結果として「治療有効割合」が測定されます。また、第二の結果として、皮膚潰瘍の数や大きさ、疼痛の程度、機能障害の評価などが行われます。最終的には、患者さんの全生存期間も評価されます。
介入研究
治療有効割合
(1) 皮膚潰瘍の個数
(2) 新規皮膚潰瘍の発生数
(3) 登録前からの皮膚潰瘍面積変化率
(4) チアノーゼの有無
(5) Raynaud’s Condition Scoreによるレイノー現象の重症度
(6) visual analog scaleによる疼痛評価
(7) health assessment questionnaireによる機能障害評価
(8) 患肢切断の有無および切断までの期間
(9) 全生存期間
情報なし:
利用する薬品情報はありません
横浜市立大学附属病院
神奈川県横浜市金沢区福浦3-9
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