この治験は、卵巣がんの初期の患者に対して、手術後に化学療法を行う必要があるかどうかを調べるものです。患者の生存期間を比較して、治療の有効性を評価します。
この治験に参加するための条件は、女性で20歳以上であることです。また、卵巣癌の診断が確定している患者で、特定の進行期(IA期、IB期、IC1期)に該当することが必要です。手術を受けた患者で、手術時に腹膜内にがんが広がっていることが確認された場合も参加できます。一般的な健康状態で、化学療法や放射線療法の治療歴がなく、補助化学療法を受けることができることが条件です。また、血液検査や臓器の機能検査の結果が一定の基準を満たしていること、治験に参加することに同意していることが必要です。ただし、重篤な病気や感染症、薬剤過敏症、神経障害などのある患者は参加できません。また、担当医師が不適当と判断した場合も参加できません。
この治験は、新しい治療法を試すための研究で、治療に参加する人たちには新しい薬を試してもらいます。この治験は、上皮性卵巣がんという病気を対象にしており、治療の効果を調べるためにフェーズ3の試験を行います。主な評価方法は、疾患特異的生存期間で、治療によって生存期間が延びるかどうかを調べます。また、全生存期間や再発しない期間など、他の評価方法もあります。治療によって副作用が起こる場合もあるため、治療群と比較して有害事象の発生割合を調べます。また、手術後の合併症や二次がんの発生割合も調べます。さらに、化学療法の予定サイクルや組織型といった要因と予後の関連性も調べます。
介入研究
疾患特異的生存期間
全生存期間
無再発生存期間(Relapse Free Survival, RFS)
補助化学療法群における有害事象発生割合
術後合併症発生割合(早期および晩期)
・合併症に対する治療(手術含む)の有無
・二次がん発生割合
以下の項目に関する予後との関連性(サブセット解析)
・化学療法予定サイクル
・組織型
フェーズ3: 多くの実際の患者さんが対象
カルボプラチン(適応外)、パクリタキセル(適応外)、ドセタキセル(承認内)
パラプラチン注射液50㎎等(適応外)、タキソール注射液30㎎等(適応外)、タキソテール点滴静注用20㎎等(承認内)
国立開発法人 国立がん研究センター東病院
千葉県柏市柏の葉6-5-1
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