吸収性スペーサを併用した放射線療法の安全性・有効性の検討
目的
消化管近傍悪性腫瘍を有して、放射線治療が適応となるもののスペーサ留置なしでは根治的な放射線治療が困難な症例に対して、吸収性スペーサ(ネスキープ®)を用いた体内空間可変治療の「根治照射の実行可能性」と、「周囲危険臓器の線量制約を守り、重篤な有害反応なく治療を完了する安全性」を検討することである。
お問い合わせ情報
神戸大学医学部附属病院
dtsugawa630@gmail.com
078-382-6302
治験内容の理解には医学的な知識が必要です。
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参加条件
男性・女性
選択基準
1) 腹部または骨盤内の腫瘍で、病理学的に悪性腫瘍と診断されている者。2) 強度変調放射線治療または定位放射線治療により、大線量の根治的な放射線治療の適応のある者。3) 腫瘍が1照射範囲に限局している者。4) 悪性腫瘍と周辺臓器との距離が近接(最短距離で10mm以下)している者。5) スペーサ留置が可能と判断され、プロトコルに沿った放射線治療が可能と判断される者。6) 同意取得時のEastern Cooperative Oncology Group Performance Status(ECOG PS)が0〜2である者。7) 主要臓器機能が保たれている者。8) 同意取得時の年齢が20歳以上である者。9) 研究参加に関して本人から文書による同意が得られる者。
除外基準
治験内容
介入研究
スペーサ留置前後のplanning target volume V95%(%)
(有効性評価項目)1) 線量分布2) 放射線治療完遂(安全性評価項目)1) 全プロトコル期間中にみられたすべての疾病等2) ネスキープの不具合の有無とその内容
利用する医薬品等
販売名
組織情報
神戸大学医学部附属病院
兵庫県神戸市中央区楠町7-5-2