治験の目的は、消化管近傍悪性腫瘍を持つ患者で、スペーサ留置なしでは根治的な放射線治療が困難な場合に、吸収性スペーサを使った治療の実行可能性と安全性を調べることです。具体的には、周囲の危険な臓器への線量制限を守り、治療を完了することが目的です。
この治験に参加できる人は、20歳以上で男性でも女性でも構いません。腹部または骨盤内に悪性腫瘍がある人、放射線治療が必要な人、腫瘍が限局している人、周辺臓器との距離が近い人、スペーサ留置が可能で、治療ができる人、ECOG PSが0〜2で、主要臓器機能が保たれている人、同意書にサインできる人が参加できます。ただし、期待予後が6か月未満の人、既に放射線治療を受けたことがある人、消化管潰瘍や腹水、胸水がある人、金属ステントが留置されている人、ヨード造影剤やガドリニウム系造影剤が使えない人、ポリグリコール酸にアレルギーがある人、留置部位に感染症がある人、または担当者が不適当と判断した人は参加できません。
この治験は、膵臓、胆道、腎臓などのがんを対象にした介入研究です。治験のフェーズはフェーズ1で、主要な結果評価方法は、治療前後のplanning target volume V95%(%)の変化です。また、有効性評価項目としては、線量分布や放射線治療の完遂率があり、安全性評価項目としては、全プロトコル期間中に見られた疾病や、治療装置の不具合の有無とその内容が評価されます。
介入研究
スペーサ留置前後のplanning target volume V95%(%)
(有効性評価項目)
1) 線量分布
2) 放射線治療完遂
(安全性評価項目)
1) 全プロトコル期間中にみられたすべての疾病等
2) ネスキープの不具合の有無とその内容
フェーズ1: 健康な成人が対象
利用する薬品情報はありません
神戸大学医学部附属病院
兵庫県神戸市中央区楠町7-5-2
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