この治験は、全身性エリテマトーデス患者のうち、疾患活動性が残っている患者やステロイドの減量が必要だが、減量により疾患コントロールが困難になると医師が判断する患者に対して、ベリムマブを追加投与したときのステロイド中止に対する有効性及び安全性を評価することを目的としています。また、ステロイド中止が可能な患者を予測する因子の有無についても検討します。
この治験に参加するための条件は、18歳以上で男性でも女性でも参加できます。参加するためには、全身性エリテマトーデスという病気があり、疾患活動性があることが必要です。また、ステロイドや治療薬を使用している場合は、一定期間内に投与量が一定である必要があります。妊娠可能な女性は、妊娠検査が陰性である必要があります。治験期間中は避妊が可能である必要があります。また、患者本人(20歳未満の場合は代諾者も)が文書同意を得ている必要があります。 参加できない人は、過去にアナフィラキシーを起こしたことがある人や、一定期間内に特定の治療薬を使用した人、自殺行動の既往がある人、薬物やアルコールの乱用あるいは依存の既往歴がある人、感染症の既往歴や現病歴がある人、肝炎の既往歴や現病歴がある人、IgG欠損症やIgA欠損症の人、授乳中の人、研究責任医師や研究分担医師が参加が適切でないと判断した人は参加できません。
この治験は、全身性エリテマトーデスという病気の治療法を研究するものです。治験のタイプは介入研究で、フェーズ4という段階で行われます。主要な評価方法は、ベリムマブという薬を投与した後、24週後にステロイドの使用を中止できる割合を調べます。また、第二の評価方法では、52週後のステロイド中止率や、24週や52週後の病気の状態を評価するためのスコアなどを調べます。
介入研究
ベリムマブ投与開始から24週後のステロイド中止率
ベリムマブ投与開始以降の下記の項目について評価する。
1) 52週後のステロイド中止率
2) 24週及び52週後のSELENA-SLEDAIスコア
3) 24週及び52週後のPGAスコアのベースラインからの変化
4) 52週後のステロイド1 日平均投与量
5) 52週までの間で、ベースラインから50%以上減量できた日数
6) 52週までの間、最初にSLE flareが発現するまでの時間
フェーズ4: 市販薬の再調査
ベリムマブ
ベンリスタ皮下注200mgオートインジェクター
産業医科大学病院
福岡県北九州市八幡西区医生ヶ丘1番1号
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